ドイツ語に関するnoteでの誤りに関して

久しぶりにnoteを開いたら、一つの記事だけ飛び抜けてアクセス数が多くて驚きのあまり飛び跳ねた。
それがこちらの記事。

私が美しいと思うドイツ語7選
https://note.mu/kleinod_99/n/n29309c07767a

「ドイツ語 美しい」 とかそんな感じで検索するとこの記事が結構上に出てくるみたいで、察するにそのせいなんだろう。アクセス数が多いこと自体は良いんだけれど(恥ずかしいけど)、実はちょっとまずいことがあった。
この記事、文法のミスをしているのだ。

“小さな宝石”なら“klein Kleinod”になるのだろうか。クライン クライノート。かわいい。声に出したくなる言葉だ。

これ。この文章が間違っていた。Kleinod中性名詞なのでこうはならないのだ。と、言うか、形容詞の強変化でこういう語尾になることはない。どの性別、どの格でも。確か。(もっと言うと形容詞の語尾変化で語幹のままなんていう変化はなかった気がする。あったらごめんなさい)

正しくは、一格(主格)なら“kleines Kleinod(クライネス クライノート)”になる。

流石にこうもアクセス数があると、間違いをそのままにしておくのはまずいと思ったのでしれっと修正しました。本当は本文に取り消し線なんかを引いて追記したかったんだけど、タグがうまく使えなかったのでサイレント修正です。本当にごめんなさい。サイレント修正して放置もそれはそれで不誠実だなと思ったのでこうして言及させていただいた次第です。

ここからちょっと言い訳じみた話をする。
この記事を書いた一年前、私はドイツ語初学者も良いところで、形容詞の格語尾変化なんて知らなかった。が、中途半端に女性名詞の強変化だけは知っていたせいで、憶測で書いてしまった。不定冠詞の変化と同じなのかなみたいな勘違いをしてしまったわけだ。それでも、こんな辺境の辺鄙な記事をわざわざ外から見に来てくれる人はそうそういないだろう、くらいに高を括っていたせいで誤りのままにしてしまった。こんなに伸びるなんて思ってなかった、などという意図せずバズったツイッタラーみたいなことを自分が言う日が来るなんて……という気持ちでいっぱい。今後は気をつけたい。

加えて、多分、あの記事を見てくれた人の中には、ドイツ語を勉強している過程で辿り着いた人もいれば、創作などの一助として単語を調べていただけの人もいると思う。私も創作者なので、名付けなんかに外国語を用いるためにこういうページを探すことがよくある。けれど、言語はちょっと調べたくらいではわからない法則やルールが溢れてたりするので、こんな雑記は鵜呑みにせず、重ねて辞書を引いたり本を読んだりすることをおすすめする。切実に。じゃないと恥をかきます。私のように。
ちなみに、この訂正をする際に改めてKleinodの性別を調べたのだけれど。手元に辞書が無かったのでネットの辞書を引いたら男性名詞と書いてあって、あれっそうだったっけ、と慌てた。中性名詞だと記憶していたからだ。家に帰ってクラウン独和辞典を引いたら、やっぱり中性名詞だった。合ってるやないかい! と叫びそうになった。これは今まで習ったどの先生も言っているのだけれど、ネットの辞書は往々にして間違ってたりするので気をつけてほしい。もしがっつり勉強するなら紙の辞書を買おう。私が使ってるのはクラウン独和辞典だけど、アポロンとかアクセスとかも有名だと思う。

そんなわけで、お詫びという名の雑記でした。皆さん楽しいドイツ語ライフを。

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