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【今世紀最大のしくじり】事務所DIYをド派手に失敗した話【デストロイ加工】

みなさんこんにちは。KLD取締役のいとうです!

今日はついにクリスマスイブですね…!
みなさんご家族、ご友人、恋人、あるいはお一人で素敵な時間を過ごされているのではないでしょうか?

そんなクリスマスイブにぴったり!今日は、KLDにとって今世紀最大の失敗となってしまった事務所DIYのお話をしたいと思います!

みなさん、人の失敗、好きですよね?私は好きです!
そんなみなさんの心を温める、素敵な記事になっていますのでぜひご覧ください!

こちらの記事は、「【福岡 糸島の古着屋さん】株式会社KLDの Advent Calendar 2021」の24日目の記事です。


さて、事務所DIYというKLD始まって以来の魔の企画についてなんですが、KLDで事務所のお引っ越しと共に内装のDIYを試みていたのがちょうど1年前くらいの事でして、実は1年前のアドベントカレンダーの私の記事でも少し触れていました。

わかりますか…?この希望に満ち溢れ、壁を剥がしている姿…!このあと大失敗の末にテンション激下りの未来があるとも知らずに…

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今回は、そんな事務所DIYの失敗と、なぜ失敗したのか?というお話をしたいと思います。



ボロクソに失敗したDIY

まず現在のKLDの事務所の様相をお伝えしようと思います。

1年前の事務所DIYにおいて、私たちが施工した部分は、

・壁を剥がしてペンキ塗り
・クッションフロアを既存の床の上に貼る

というものでした。(というか途中で頓挫してここまでになったと言うべきか…)

結論からいえば、上記の2点の施工はどれも大失敗に終わり、事務所…ちょっとめちゃくちゃになっちゃいまして…(不動産屋さん、見ないでください)

まず壁ですが、入居時には花柄の壁紙が貼られていました。
そして「なんか…この花柄ダサくな〜い?」となった私たちは全て壁紙を剥がし、その下のパネルに直接ペンキを塗ってしまうという暴挙に出ました。

結果、なんということでしょう、デコボコ感溢れ、時折ペンキが剥がれてくる壁が出来上がったのです…!

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↑ボッコボコりんになった壁

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↑【番外編】なぜか天井も塗っちゃってやばくなっちゃったの巻


おそらく、壁材やこういった施工の知識が多少でもある方からすれば、パネルに直接ペンキは塗らないだろ〜という感じだと思うのですが…何故かやってしまったんですねぇ…。

まずかなり見た目がいけてないですね。
壁紙の下に、薄紙のようなものが貼られているんですが、その部分を剥がしたり剥がさなかったりしたままペンキを塗っているので薄紙のボコボコ感がそのまま浮き上がり、ペンキの塗りムラも顕著です。

「な、なんかマルジェラの店舗の壁みたいでおしゃれじゃない…?」

後に引けず、そう言われてしぶしぶ納得してしまった自分を殴りたいですね!

機能面もかなり最悪で、下地材さえ塗らずに施工したペンキ面はとても剥がれやすく、うっかり作業に使用するマスキングテープやセロハンテープなどが付いてしまうと、速攻ペンキが剥がれる仕様になってしまいました…。

次に私たちは、クッションフロアを購入し、床に貼るという暴挙に出ました。

「なんかこの床、ダサくな〜い?」というやりとりと共にクッションフロアを購入し(けっこう高かったです!)、ホームセンターで購入したクッションフロア用の接着剤で貼っていきました。

なんということでしょう、結果がこちらです。

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この写真だけ見ると「お、悪くないんじゃない?」と思われるかもしれません…。

しかしよく見ると、床材をフリーハンドでカットした端の方はギザギザ、接着も不十分なところがあったのか、1年経った今では剥がれてきてます…ね…!

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↑ちょっとギザギザ♡

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↑ちょっと剥がれてる♡

そしてこの施工は現在1階部分のみに行っている状態なんですが、実はもう1フロア、行う予定だったのです。

なぜもう1フロアは施工されていないのか?これには深いわけがあるのです…

もう1フロア分の床材を購入した際、カタログの写真を見ながらあれこれ夢を膨らませて注文したのですが、その床材が届き、包み紙を開けた瞬間…

「あれ?イメージと違う…?」

となる事件がありまして(カタログの写真ではわからなかった模様が入っていた)、その床材を貼るという決断が出来ないまま、「う〜ん、どうする〜?」と言っているうちになぁなぁになってしまったのでした…。

ちなみにその床材は、現在事務所の隅に眠っています。

床に貼られるために生まれてきたのに…クッションフロアさん、ごめんなさい…!

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↑悲しい姿で打ち捨てられたクッションフロア氏。

結果的に、床材を貼る予定だったフロアはそのまま、しかも「あとから床材貼るからよくね?」とか言いながらペンキを垂らしまくりながら壁を塗ってしまったので床にペンキが付着しまくっているという地獄の様相を呈した事務所になってしまったのでした…!

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↑これがデニムとかならペイント加工でいけてるんですけどね…



なぜそもそもやっちゃったのか?

なぜここまでボロクソにDIYを失敗してしまったのか…ていうかなんでそもそもDIYやろうとしたねんって話からしていこうと思います。

ちょうど1年前、KLDは以前借りていたオフィスが手狭になり、その時の事務所から近い距離にあった小さなビルのような建物を借りることにしました(ビルって言っても3階建だけどね!)。

そこは元々居酒屋があったテナントで、1、2階におそらく客席、3階が事務所に使用していたのかな?という作りでした。

昔ながらの居酒屋だったためか1階の一番お客さんが入っていたであろうフロアは壁がタバコのヤニで黄ばみが強く、3階の事務所部分もあまり綺麗な状態ではなかったので、入居するなら軽い壁紙の貼り替えなどは必要かな〜?と思っていました。

そこで1人のメンバーから「どうせならDIYしませんか?」という意見が出たのです。

そこでよく考えないで同意してしまったのが本当に経営陣の失敗だったと今になっては思います。

「DIY」という響きに謎に素敵なロマンを持ってしまった我々はそこでわ〜っと盛り上がってしまい、「やろうやろう!」となってしまったのです。

正直、当時の自分を殴りたいですね!

たまたま資材を比較的安く注文できるルートを持っていたメンバーの存在も私たちの謎のDIY心に火をつけ、「よし!事務所DIYしようぜ!」ということになってしまったのでした。


なぜ失敗したのか?

このような感じで盛大に大失敗してしまった私たちのDIYなんですが、言うてこういった施工を上手にされている方もたくさんいらっしゃると思うんですよ。
どうしてこんなに失敗してしまったのか?をちょっと考えてみたいと思います。


正直舐めてた

本当、これに尽きると言ってもいいくらいの原因がこれではないでしょうか。

ただでさえDIY初心者だらけの私たちなのに、なぜか「出来んじゃね?」という謎の万能感と共に、YouTubeで施工動画などをさらっと見ただけで見切り発車チャレンジをしてしまったんですねぇ…

正直、途中で「これ大丈夫かな?」と思うこともあったんですが、「いけるんじゃないですか?」というメンバーの力強い言葉に流されてしまい、やっちゃいましたね。

しかも参考にした動画の内容をちゃんと踏襲することなく、なんか省いたりアレンジしちゃったりしてたような気がします。

この辺は多分料理とかと一緒で、だめなんですよ、初心者がアレンジとかしたら。

「多分いけるんじゃん?」そんな謎の自信は、時にいい結果を招くこともあると思います。


しかし、この時はそれが完全に裏目に出たといえるでしょう。


経験者が全くいなかった

これも当然ですが、大きな原因であったのではないかと思います。

DIYやろうぜ!と盛り上がったのは良かったのですが、私たちの中にこういったDIY的な事の経験者は皆無でした。(だからこそ発案の時に瞬間最大風速が出ちゃったともいえる)

上述の舐めプにも通じることですが、やはり一切の経験がないメンバーだけではやり方も、それに対する想像力も足りず、変な方向に突っ走ってしまいがちです。

経験者に施工してもらう必要まではありませんが(いたら最高だけど)、せめて始める前に経験者に話を聞く、そんな機会があれば思いとどまれていたかもしれません。


任せすぎていた

今回、DIYの発案者であるメンバーが、個人的な人脈で資材を安く注文することが出来るとのことで、資材の注文などをかなりそのメンバーにお任せしていた部分があります。

資材の選定などは写真などを見ながら代表も交えて決めていたんですが、もう少し複数人で、意見を出し合って決めれば良かったのではないかと今になっては思います。

あと、まずはそもそもやるかどうか?という決定の際に、施工にあたっての予算感、必要な人的コスト、それによってメンバーのやるべきタスクにどれくらい影響が出るか…など、考えるべきことは色々あったのに、その決定をほぼ一人のメンバーに委ねてしまい、盛大にコケるということをやらかしてしまいました…。

実際、最終的に仕上がりは超微妙なのに素人が施工してるから無駄に人的コストはかかっていて、慣れない仕事をしたことにより次の日複数人が疲労困憊…という恐ろしい結果になってしまいました。

うわートータルで色々考えたくないですねー!

やらしいこと言いますけど、最終的にお金を出すのは会社です。
なので、こう言ったことは会社の予算感をしっかりと掴んでいる人物が裁量を握るべきですね。まぁ身も蓋もないですが。


憧れだけでは実現しない

今回盛大に失敗してみて、やはり憧れだけの見切り発車では何も実現できないなぁ…と感じました。

憧れますよね、DIY。

なんかさ、社内でDIYすることによってメンバー間の絆が強まったりしてさ…「〇〇さん、意外とペンキ塗るの上手ですね〜♡」とか言い合ったりしてさ…。

しかし、失敗してしまっては深まる絆も深まりません!

昨日のように思い出せますね、「え、これ大丈夫なの…?」「やばくない…?」という無言の不安感がやればやるほどみんなに募っていく雰囲気を…。

別にこのDIYによって超仲悪くなったとかは無いんですが、いまいち成果が出ない(ていうか日に日に意図しないデストロイ加工が進んでいく)事務所の姿にメンバーのテンションは下がり、

「こんなことやってる暇ねぇよ…タスク溜まってんだけど…」

という雰囲気をひしひし感じましたね!本当そうだよね!本当ごめんなさい…!

救いといえることがあるとすれば、これが仕事じゃなくて良かったと言うことです。

このレベルの失敗を仕事でやってしまっては、お客様や協業している企業様に、とても大きな迷惑をかけてしまっていたのではないかと思います。

それが無かっただけでも良かったと思います…。

こうして、私たちKLDのDIYの旅は終わりを告げたのでした…。この事務所を退去する際にはちゃんとお金を払いますので…不動産屋さん(建物のオーナー)がこの記事を見ないことを祈っています。(まぁきっと大丈夫だよね…)

DIY、もう2度とやりません!

DIY、やってみたいよな〜とか考えている方、もしいらっしゃいましたらよくよく考えてから決めましょうね…(まぁここまでやらかすの私たちくらいだと思いますけどね…!)


おわり( ◠‿◠ )

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