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「☆の数が評価の目安」

現代は、通販サイトでほしいものを買い求める、食事する場所や宿泊するホテルなどを選ぶ時に頼れる、参考にするのが「☆」の数という人が多いようです。現代人は「☆」に翻弄されているかもしれません。

先般もアルゴリズムで計算する「☆」「数値」が実態とかけ離れているとサイト運営社を訴えたケースがありました。

「自分の好み」と「他人の好み」は違うはずですが、これも「同調圧力」でしょか。
「☆」が多いとおいしいと感じたり、思い込むのでしょうか。

例えば、TVのグルメ番組では、出演者全員が「おいしい」とコメントします。私は「本当?」と。(食べ物に感謝する意味での「おいしい」なら理解できます。)天邪鬼な私にはよく理解できません。

わが子に「お茶漬け」から「一般家庭料理」、「町中のレストラン」そして、「高級料理」と呼ばれるものまでいろいろ食べさせました。
それぞれの味はもちろん、店の雰囲気、店員の立ち居振る舞い、値段などを感じさせることで、社会に出たら、どこでも物おじせず食事ができる経験値としてほしい思っていました。そして、いろいろな料理を食しても、おいしいと思えるような人間になってほしいと願っていました。

親の自己満足でしょうが、今は、どこへ行ってもどんなものでも、「☆」など関係なく、出されたものを黙っておいしそうに食べています。

学校の評価や個人の評定もこの「☆」と同じだと思います。