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利己と利他

高齢になって一番避けなければならないのは「転倒」でしょう。
それも転んで足を骨折したりすると寝たきりになって命取りになることがあります。

さて、私は電車に乗るとまずは空席がないかと探ます。
優先席があいていると「高齢者になったのでまあいいか。」と思いながら向かうと、隣の車両から急いで来て座る私以上の高齢者がいます。
連結部分でつまずいて転んでケガでもしないか心配になります。

一方、信号がある比較的大きな交差点を自動車で左折する時、横断歩道の向こう側から渡る横断者がいれば今は規則上待たなけばなりません。
いくら横断者が「お先に」と合図を送っても規則上は違反です。
私は、なぜか待っている自動車に申し訳ないという気持ちになって小走りになることがあります。
同じように早歩きになる高齢者がいますが、途中で転倒しないかと不安になります。

どちらもケガをしたら自己責任となるのでしょうが、人間、常に利己と利他の戦いです。