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【負動産】親が持っている山や畑は、子供に借金を遺す!?

こんにちは。
不動産マニアです。

今日は、あまり語られることが無い、
「親が持っている山や畑に潜む危険」
について書かせて頂きます。

※動画でも解説しています↓
YouTuberデビューの初収録ということもあり、
緊張でガッチガチです(笑)


意外と身近にある「山や畑」

山や畑の話って、
田舎住まいの人にしか当てはまらないように見えて、
【親が山を持っている】
【親の畑を相続した】
という方、意外と多いんです。

同時に、
「先祖代々の土地だし、大切にしなきゃ」
「たまに山菜や野菜でも採れたらラッキー」
などなど、その土地にまつわる思いは色々あれど、
結局のところ、
【とりあえず何もせず放置】
しているケース、かなり多いです。
…いや、ほとんどと言っても過言ではありません。

そして、そういった山や畑は、
親の相続が発生したとき、
【財産】ではなく、
【借金】として
子供が引き継いでいる可能性が極めて高いんです。


山や畑が【財産】の時代は終わった

昔は、林業も農業も非常に盛んでした。
山や畑は、家族を養うための"貴重な商売道具"でもあり、
後世に誇れる財産
でした。

しかし今は、働き手の高齢化や、輸入品の影響などで、
林業・農業は衰退の一途をたどっています。
それによって、"商売道具"としての役割は失われ、
負の財産
となりつつあります。

土地の所有者には、
固定資産税がかかりますし、
草が伸びてくれば草刈り作業や、
倒れそうな木があれば伐採作業が必要です。
チリも積もれば…で、
長い目で見れば、これらは相当な負担になります。

そして、この負担は永遠に続きます。しかも、後世まで。

負の財産。それはもはや
借金と同じ
です。

実際に、親から山を相続したあと、
強風による倒木で近所からクレームが入り、
100万円以上の対処費用がかかることとなり、
資金が足りず借金を抱えた方もいらっしゃいます。


もし山や畑を持っていたら、どうすればいいか

では、もし
「自分が引き継ぐかもしれない」
「このままだと、子供に引き継がせることになるかもしれない」
山や畑があったら、どうすればいいでしょうか。

主な対策は2つです。

1.一刻も早く処分する
使わないのであれば、一刻も早く処分するのがベストです。
「先祖代々守ってきた土地を処分するなんて…」
と躊躇う方もあるかもしれません。
でも、何かしら使っているならまだしも、
使っていない&放置しているのならば、
使いたい人に活用して貰ったほうが、
ご先祖様もより喜んでくれると、私は考えます。
(なにより、持て余されている土地が可哀想です…)

ちなみに、処分する手段は、
①近隣の方に譲渡を打診してみる
②地元の不動産会社に販売協力を依頼する
③引取業者に引き取って貰う
などが有効な手段です。

③の引取業者は、全国見ても業者数が少なく、
一部、不当な手数料を請求するトラブルも増えていますので、
依頼の際は慎重に判断する必要があります。

なお、私もその引取業者の一社として、
売却・処分困難な全国のあらゆる不動産を
お引取りしていますので、
ご興味があればお気軽にご相談ください。
(以上、しれっと宣伝でした笑)


2."借金"要素を少しでも抑えておく
「処分まではちょっと…」という方は、
将来引き継ぐかもしれない子供にかかる負担、つまり
借金要素を、少しでも抑える
準備をしておきましょう。

具体的には、
①日常的な管理を怠らない
山や畑は、放置すれば放置するほど荒廃します。
草木の繁茂が進行するほど、
いざ手入れしようとしたときに、
その費用も莫大になります。
日常的な管理をこまめにしておくことで、
将来的にかかる維持管理の費用を
ぐっと抑えることが出来るのです。

②近所付き合いを極力持っておく。
先程、例でも紹介しましたが、
借金要素となるリスクの一つに、管理不備によって、
周囲に迷惑をかけてしまうことによる近隣トラブルがあります。

それを、近所の方とある程度の付き合いを持っておけば、
例えば「木が倒れそうになっている」といった、
"危険因子"が生まれ始めた早めの段階で、
近所の方から教えて貰って、
大事故を防げるかもしれません。

更には、万一トラブルが起こった場合にも、
見ず知らずの他人同士で協議するよりも、
より穏便に話し合いが済む可能性も高まります。


山や畑だからといって、侮るべからず

いかがでしたでしょうか。
山や畑を持ち続ける大変さの一端を
覗いて頂けたと思います。

ここまで、不安を煽るようなお話に終始してしまいましたが、
そもそも山や畑は、自然の恵みを享受できる
貴重な財産であることには違いありません。

出来ることならば、
【財産】としての魅力を
改めて引き出せないか家族で話し合い、
それが難しければ、一刻も早く
【借金】化してしまわないよう、
早めの手を打っておきましょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!








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