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ありがとうの謎

おはようございます😃


毎朝、起き抜けにすらすら書けるnoteですが、今朝は少し考え込んでいます。


それは、ずっと考え込んでいるからです。


なんでありがとうという言葉にはあんなにパワーがあるんだろう



ということです。


絶賛根暗でネガティブ思考だった私。


ある日、いや、不幸になるために生まれてきたなんて思い込み。


絶対幸せになってやる!


誓ってから、結構いろんな本を読み漁りました。


前にも書きましたが、どれも特効薬なんて無かった。


でも、一つ、すごく深くまでしっくりきて、ずっと試し続けていることがあります。


それは、なるべくたくさんのありがとうという言葉をつかうこと。


どんな些細なことでもいい。人に何かしてもらったらありがとうと声をかける。


何かあれば一日を振り返り感謝する。


そんなことを20年以上ためしてきて、他にもいろんな理由はあったのでしょうが、


ふと気づけば根明になりつつある


ことに気づきました。


でもなんでこんなにパワーをくれるんだろう。


何度も書いてきたけど、一つだけ思い当たるエピソードがあります。


もともと思い詰めやすい性格だった私は、大学3年生のとき、モダンダンスのサークル活動で幹事(部長のようなもの)になりました。


そのサークルの一番のビックイベントは、12月公演でした。


いろんな理由から生きることに絶望しきっていた私は、この12月公演に全エネルギーを集中して、成し遂げることができたら、死んでもいい、くらい思い詰めてました。おいおいですよね。


でも、本当にそう思っていました。


練習は全て行き、みんなの縁の下の力持ちになれるよう、全ての雑務を引き受け、(練習場所の確保もなかなか手間がかかるのですよ)気の合わない顧問の先生とバチバチやりつつ、ひたすら孤独に耐え(もっと仲間に相談すりゃ良かったですね)どんどん自分を追い詰めていきました。


最後の方は本当に精神的に追い詰められすぎて、夜うまく眠れなくなるというか、毎晩金縛りにあうしで、かなりいっちゃってました。


そして、無事、公演が終わったあと、


公演後の打ち上げで


一人の同期が


静かにぽつんと


「きよぴん、ほんとありがとね」


って言ってくれたのです。


その瞬間、涙腺が決壊して滝のように涙が溢れました。



あの時、涙で見えなくなった安い居酒屋の風景は昨日のことのようにありありと記憶に残っています。


誰にも分かってもらえないと思っていた。


誰にも必要とされていないと思っていた。


勝手に自分で自分を追い詰めて、ひとりぼっちだと思っていた。


それが、あの


「ありがとう」


という言葉で全て押し流されていって、


自分は生きていていいんだ、って


なんか、多分初めて思ったのかな。


ありがとうという言葉は、自分と人の心をつなぐエネルギーの糸なのかな。


だから、ありがとうという言葉にはあんなにパワーがあるのかな?


謎は解けませんでしたが、


ありがとうという言葉は以来私が一番好きな言葉になりました。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊





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