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娘と一緒に少女時代を追体験する

先日帰宅したら、漫画で読む紫式部が置いてあり、娘が
「図書室で紫式部は一目惚れして借りてきた」という。

なかなか面白いことを言うな。
そう思っていたら、二、三日して娘から
「お母さん、ゆっくり読みたいから、伝記を何冊か買って欲しい」
そんなリクエストがあった。

どんな人がいいの?という問いかけに対して
「世の中の役にたった人」
こんな返答がかえってきて、びっくりしてしまった。

すっかり汚れてしまった大人の私がそんな言葉を口に出すと、自分でも偽善者っぽいなとつい思ってしまう。

が、思い返してみれば、小学4年か5年の頃、教室にあったシュバイツァーの伝記を読み、大人になったら、シュバイツァーのように、世の中に奉仕する人になりたいと本気で願った。

娘の言葉で思い出した。

そうだ。私は本当の本当の心の底では、今でもできる範囲で世の中の役に立つ人になりたいと願っている。

娘には早速ナイチンゲールとヘレンケラーと津田梅子の伝記をポチッとした。

育児を通して少女時代を追体験させていただいている。

なんて有難いことなのかと思う。 


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