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ぷっと笑う心の余裕

昨日は娘の習い事のイベントがあり、家族で出かけた。

ここ最近わたしは疲れが溜まり気味。行く前は、本当に億劫だった。

無事イベントが終わり、今度は近くにある遊園地に習い事で一緒のお友達と向かう娘。

一昨日の晩くらいから急に涼しくなったこともあり、娘は少し風邪気味ではあった。

習い事からの遊園地。日がとっぷり暮れるころには絶賛具合が悪くなり、寒い寒いと震え出した。

とりあえず羽織るものを買おう。

夫の提案で、駅ビルの中の衣料品店をいくつか探すが大人用しかない。

ドンキなら何かあるはず!
早足で向かう夫に娘も私も引きずられるようにドンキに向かう。

さっきまでの衣料品店で大人用のシャツを買った方が良かったんじゃないかと思えるアニメキャラ満載のラインナップやコスプレ用の制服がずらりと並ぶ。

夫は、見るからにダサい上下の男物の大人用ジャージを見つけ、後日自分の部屋着にするからと購入。

ダブダブのまま、娘に着せた。
もうここから帰宅しても、夕飯は21時を過ぎるだろう。


ということで、これまた手っ取り早く駆け込んだラーメン屋で同じラーメンを三杯頼み、3人で口に入れた。

その瞬間、魚の生臭さしか感じない仕上がりに、夫と私は思わず顔をしかめる。

とはいえ、ラーメンの味に文句を言いはじめた夫に腹を立てていたが、食べれば食べるほどむせかえるような生臭さに次第に笑いが堪えられなくなる。

なんとか食べ終え、ダブダブのジャージを着て、生臭いラーメンを食べて、疲れた足を引き摺るようにして帰宅。

娘と私はコンビニで買った口直しのアイスを口に押し込み、21時半過ぎに寝落ちした。

案の定、夜中に熱があがり、娘も私も一晩中うつらうつら。

なんとか熱痙攣は起こさず、明け方少し熱が下がった。朝、夫に、
「夜中だいぶ発熱していたから、今日学校休ませるときはラインして」

習い事を休むなら、連絡して欲しかったのだが
「バカ習い事させるからこんなことになるんだ。もう最初から休みって決まってるだろう。学校よりバカ習い事が大事なんだろう」

なんだその言い方。
朝から絶賛腹がたち、そのまま家を出てきた。

腹を立てて歩きながら、それにしても、ダサいジャージと不味いラーメンだったな。

そう思い出すと、笑いが込み上げて止まらなくなった。


熱もなんとか下がったし。
無事帰宅できた。
それだけで120点満点。

きっと後から思い出して何度も笑うことになるのだろう。

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