仕事というのは、そこにいる人たちを幸せにするためにある
昨日は久しぶりに始発に乗って出かけた。
久しぶりにというのは訳がある。
育児休暇から復帰した2016年4月から約5年間。
私は毎日始発で往復4時間かけて仕事に行っていた。
任されていたのは、50人に満たない会社の1人総務。
いわゆるなんでも屋さん。
経理から給与までワンストップで回していた。
(といっても、マウントばかり取ってくる前任者が採用はやってくれていたり、俺がいつも一番大変なんだという雰囲気をいつも醸し出していた余裕のない兼務上司がいたからこそ、ぶっ倒れないで済んだわけだが。)
これまで経験したことのない給与の仕事をするようになって、そこにいる方々をより一層大切に感じるようになった。
毎月提出される勤務表を見て思いを馳せる。
あぁ、今月は残業多かったな。休日も結構出ておられるな。
まだお子さんまだ小さいから、休日くらい家族と過ごしたいだろうな。
結婚の届け出が出される。あぁ、良かったな。
幸せになってほしいな。
出産の申請が出される。
あぁ、お子さん、無事に産まれて良かったな。
そんなかけがえのない日々を、勝手に妄想したりしながら、でも、どんなに忙しくても、必死になって、目の前の仕事に体当たりでぶつかっていった。
ここにいる人に少しでも幸せに働いてもらいたい。
根底に、いつもそんな思いがあった。
仕事に起因して心を病む人をこれまでも見てきた。
私は仕事をして救われた。
だから、同じように働く人に、仕事をすることで壊れるようなことにはなって欲しくなかった。
朝は始発。
繁忙期は土日もでて、夜遅く帰宅。
平日は家族と会えない日々も続いた。
でも、両手からこぼれおちるように、やっぱりいろんなことが起きた。
その度に心が折れた。
私がもっと早く気づいていれば。
あぁ、また。
そんな思いが積み重なっていった。
そんな時の異動だった。
心も身体もギリギリだった。
今振り返って思うこと。
あんなに、
「私が頑張らなきゃ、みんなを不幸にする。」
なんて、背負い込みすぎなくて良かったよ。
だけど、間違いなく言える。
私は、自分が一生懸命、心を込めて仕事をしていたって。胸を張って言える。
仕事ってね、そこにいる人を幸せにするためにあるんだよ。
いつかどこかで聞いたこの言葉。
この言葉を胸に、最後までやり遂げたよ。
至らないこともあった。
力量がなくて、本当はもっと最善の選択肢もあった。
だけど、あの時点では、もう限界だった。
あぁ。
そんな場で働かせていただいたことに感謝。
仕事とはそこにいる人を幸せにするためにあるんだよ。
そして、その言葉を胸に、私も幸せに働かせていただきました。
本当にありがとうございました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました✨✨✨
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