今更ながら2021年6月10日時点の長い長い自己紹介④文字通りぶつかった人生の壁。突破口は、今目の前にあることに真剣に向き合うこと
今更ながら長い長い自己紹介。本日は『文字通りぶつかった人生の壁。突破口は、今目の前にあることに真剣に向き合う』です。
2012年。私は酔って壁に激突し、顔面を5箇所骨折するという大失敗をしました。
2009年頃から2012年頃まで、私は人生の停滞期の中にいました。というか、停滞していると思い込んでいました。
2009年。人生初の異動を経験しました。それまでの自己裁量権があり、充実していた仕事内容からサポート的で自分では決められない仕事に変わり、完全に自分が誰でも代替可能な歯車の一部になったみたいに感じて、面白みを感じれないし、かといって、何かで独立起業するほどまでにやりたいことやバイタリティはない。
家庭ではそろそろ30代。出産を漠然と意識しだすが、夫は子供はまだ早いという。
まるで人生の踊り場に差し掛かったようで、成長できていない、どこにも辿り着けないようなモヤモヤに常に苛まれていました。
状況は2011年、さらに悪化しました。というか悪化したと思い込みました。
つまらないと思い込んだ職場から、さらにもっとサポート的な職場に異動し、いわゆるコピーお茶汲みのような本当に昔の女性一般職のやるような仕事しか与えられませんでした。
私はもっとできるはず。こんなんじゃない。さらに、こんなふうな仕事しか与えられないというのは、本当はここでは必要とされていなくて、辞めさせるつもりなのか?
マイナス思考の連鎖で負のスパイラルに陥り私はどんどん物事を悪い方悪い方に考えていきました。
そんなある日、居酒屋で仕事への不満や愚痴を散々吐いてトグロをまき、グデングデンになって帰宅時、壁に激突するという大失態を犯したのです。
醜く腫れ上がり、とても人前に出れるような状態ではない自分の顔を鏡でまじまじと見た時、私はもう心底、猛烈に反省しました。
会社が充実した仕事をくれない、夫がこどもを望んでくれない、くれないくれない、でも、こんな状況に陥り、出社するという一番当たり前で基礎的なことすら出来ないかもしれない状況に自ら陥り、そして、親からもらった大切な身体をこんなふうにしてしまった。
私は一体何をやっているんだろう。私は何をしたいの?
それで、考えて考えて、まずは出社したいということに思い当たりました。
周囲の人にはドン引きされましたが、マスクをして、眼帯をして、ミイラのような姿で翌朝から毎日出社しました。
『今目の前にあることに真剣に向き合う。考えてもどうしようもないことは考えない。今できることをとにかく一生懸命やる。そして、必ずこどもも産む。』
そう覚悟を決め、死ぬ思いで出社すると、これまで散々つまらない、楽しくないと思っていた仕事も、表層だけさらって深堀しないから面白みを感じれないのだということが初めて見えてきました。
一見歯車の一部みたいで、なんの面白味も感じれないと思える仕事でも、これがどこからつながってどこにいくのか想像をめぐらせ、わからないことは一つひとつきちんと聞いて調べてつぶしていくと、点と点がゆっくりつながり、毎日毎日面白くなっていくんだと。
一方で、こどものことは一旦保留事項として脇に置いて考えないことにしました。
これまで、私は何か悩み事があると、考えて解決策を見つけ、そこに対して行動を起こして物事を解決していくというスタンスで人生を歩んできました。
けれど、それは自分のことだからできるのであって相手がある場合には通用せず、考えても何も変わらないということがあるということに気づかされたのです。
だから、考えてもしょうがないことは考えない。この時得た教訓です。
また、そんなミイラみたいな姿になった私を変わらず引きながらも受け入れてくださった方もいらしたし、その日から態度豹変で、一切口を聞いてくれなくなった方もいました。
人生は、好転しているときよりどん底に陥った時の方が相手の本質が見えるなと気づかされたのもその時です。
また、相手がどん底にいる時こそ、態度を変えずに向き合おうと思うようになりました。
振り返るとこの文字通り人生の壁への激突がその後の私の人生を大きく変えました。
ピンチはチャンス。
自分でもドン引きするほどの危機的状況は、自分が本当に望む状況から著しく人生の方向がずれている時に、自分が本当に望む方向に気づかせてくれるチャンスなのだということです。
私がこの時に気づいた本当に人生に望むことは、どんな仕事でも目の前の仕事に真剣に向き合うことと、どんなに時間がかかっても必ず産みたいと切望しているということでした。
長い長い自己紹介。まだまだ続きます。明日は『そしてチームに恋をした。毎日仕事へのワクワクとドキドキが止まらなかった一年間。その時私は産めると確信した』です。
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