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【企画参加】#夏の思い出〜あの日降ってきた星々は夢か現実か〜

おはようございます。

宇宙RIRAさんの夏の思い出に参加されてみなさんの思い出を読ませていただいたら、すごく楽しくてウキウキしたので、わたしも書いてみようと思います。

あれはいつの頃だったのか。

小学生3年生か4年生の頃の夏休み。

母方の祖父の生家のある田舎に叔父、叔母、従兄弟たち総勢20人強くらいで連れ立って遊びに行き、3.4日を過ごしたことがありました。

そこは長崎市からバスで3時間以上かかる、これまで全く体験したことのないような絵に描いたような田舎でした。

徒歩15分くらいのところに海があり、

すでに住む人のいなくなった祖父の生家に寝泊まり。

波の荒い海で泳ぐのは避けるように言われ、近くの川で泳いだり。

避けるように言われているにもかかわらず、波の荒い海で泳ぎ、アザラシのように時々波間に浮かんでは消える父をハラハラして見守ったり。

波の荒くない流れの早い川で弟が溺れそうになったり。(すぐに自力で脱出しましたが、みんな本当に溺れているとは思わず、ゲラゲラ笑っていました。すまん。。。)

みんなで蚊帳を張った畳の部屋で雑魚寝したり。

夜、みんなで花火をしたり。

砂浜でスイカ割りをしたり。

祖母の生家はすでに崩れ落ちた廃墟となっており、横を通るとき、母が不吉な暗い声で、祖母の家に起きた不幸の片鱗を語ったり。

わたしたち兄弟にとっては、忘れることのできない特別な夏の思い出。

ものすごく楽しかったにもかかわらず、どこか陰鬱な田舎独特の暗さを、声に出さないにも変わらず、三兄弟とも感じ取っており、数年後、夏のホラー番組に出てきた田舎の風景に対して三兄弟が声をそろえて

『○○だ!(地名)』と叫んだのも不思議な体験でした。

そして、一番忘れられないのがお墓で見た星々。

夜になると街灯すらない道を歩いて祖父母の両親が眠るお墓に親戚一同連れ立って出かけた時のこと。

空から無数の星が降ってきて、みんなが星々に包まれました。

圧倒的な星々で、それまでも、その後も体験したことがありません。

あの星々にもう一度出会いたくて、沖縄の離島にも行きましたが、あんな風に星々が降ってきたことはないのです。

あれは現実だったのか夢だったのか。

今でも忘れられない特別な夏の思い出です。

#日記 #エッセイ #毎日更新 #夏の想い出note




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