今更ながら2021年6月14日時点の長い長い自己紹介⑧全ては個人の腹落ちから始まる。SDGsをきっかけに全てがつながった
長い長い自己紹介。本日は最終回です。
なぜ今更長い長い自己紹介を書いたかについて、3つ理由があります。
①自分の人生を長期間にわたって振り返ることで今後に役立てたい。
しばらく全力投球で都度振り返ることなく突っ走ってきたんですが、ここにきて、自分が何かに気づきたがっていると感じたので、振り返りを実施してみました。
②これを読んだ方々に、こんなアホでも、なんとか生きているとほっとするきっかけになれたら良いなと思った。
振り返ってみると、私の人生、悩みとか葛藤とか失敗の連続だなとも思います。ただ、一方で、悩んで悩んで悩むからこそ、都度、なんとか乗り切れてきた。同じように悩む方々にこういう視点もあるという気づきのきっかけになれればとも思いました。
③振り返りを書くのが楽しかった。
純粋に44年にわたって人生を振り返ってみるという作業は楽しかったです。へー、あの時、自分はそんなこと考えてたんだ。だから今にいたるんだ。頭の中のモヤモヤを言語化することで、今まで見えたいなかったことがまるで塊から何か形を削りだす彫刻のようで、非常に楽しかったです。
さて、前置きすらも長くなりましたが、最終回の本日のお題目は『全ては個人の腹落ちから始まる。SDGsをきっかけに全てがつながった』です。
昨年9月に新しい部に異動したわけなんですが、これまでの私がいないと給料すら振り込めないという文字通り必要に迫られてやらざるを得ないし、もう嫌でも意味と意義を感じられる状況から、必要ではあるが、意味を感じられないという状況に180度仕事内容が一変しました。
これまで小さな会社の入り口から出口まで一気通貫して見れていたミクロの世界から突然マクロを突きつけられる、でも意味と意義を感じられない。
自分が関わる仕事に対して腹落ちできないというのは少なくとも私にとってはとても辛いことでした。
そこで、専門書を購入し、その仕事の意味することをまずは外観から紐解いていくことに取り掛かりました。
これまでいつもやってきたんですが、意味と意義が掴めない時は、人に聞いたり、専門書を読んだりして、自分の頭だけではとても出てこない多角的な観点で物事を見ることが重要だとなと。
たまたまその時であった本がすごく良い本で、徐々に仕事の意味と意義が腹落ちしていくようになりました。
加えて、SDGsについて、調べはじめた時から、問が問を呼び、思考の深化が加速していきました。
SDGsについて調べるきっかけは、とある事例発表に自らエントリーしたことがきっかけです。
20年有志で続けてきたクッキングクラブがSDGsなのではないかと感じて事例発表会にエントリーしたのです。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。(SDGs総研より引用)
この前文にあるSDGsの精神である『全ての人が』『世代を超えて』『自分らしく』『よりよく生きる』well-beingな世界の実現という文字を見た時から、頭の中で何かが弾けたのです。
これって、今までもがいてもがいて掴み取ろうとしてきた何かにすごく似てないか?
そんな時、たまたま目に飛び込んできたのが孔子の言葉でした。
このSDGsというやつは、もしかしたら善をなそうとしている?
そう思い始めてから、自分がこれまで経験してきた過去を棚卸し、見つめなおしていくうち、自分が追い求めてきたことは、本当にシンプルに『より善く生きるためにはどうすれば良いか』ということなんだと。
たまたま同じころ、昔関わった大学院の短期講座(今はスピンアウトして自主開催されている)を異なる角度からお手伝いすることになり、たまたま目にしたニュースで花火駅伝のことを聴いたとき、久しぶりに降りてきました。
それがこの言葉です。
花火駅伝2021
誰かの頑張る姿を見ると、
勇気が湧いてくる
誰かの勇気を
一歩踏み出す自分の勇気に変えて
今よりも一歩だけ前に踏み出してみる
そんな一歩が
家庭で
地域で
会社で
社会で広がって
一人ひとりが
それぞれの持ち場で
綺麗な打上花火のタスキを
駅伝みたいにつないでいったら
今よりももっと笑顔溢れる
素敵な日本に
世界に
なっていくんじゃないか
さぁ、みんな一歩踏み出そう
私のできることはほんのわずかなことです。
それでも自分の持ち場でできる最善を尽くしたい。そんな風に今自分が感じているのだということに気づかされました。
同時に、まとまって44年を振り返り、私の人生におけるキーワードは、一人以上を起点とするチームと、働くことなのだなと気づかされました。
どちらも私の人生にはなくてはならない必須不可欠なもので、これまで長く、あぁ、チームに好かれたい、仕事に好かれたいと恋焦がれてきたのが、今は静かに転換し、たとえチームや仕事に私が必要とされなくても変わらず愛し続けるというスタンスに変換する転換地点だったのかな。
そういや私の最小単位のチームは、昔亡くした親友であり、今は家族であり、そこを起点として、広がっていくものなのかなと。
そして、2021年6月14日に至ります。
長い長い自己紹介。お付き合いいただき、ありがとうございました。
追記 ここで改めて6月14日時点での私にとっての人生の目的と意味を記してみようと思います。
なぜなら、思考は刻々と変化していくものだからです。
人生の目的は愛。人生の意味は、生きていくとこで、より多く深く知り、より多く深く愛すること。
座右の銘は『上善如水』
最後は水のように無為自然に、ふと話す言葉、ふと行う行為が善であればよいな。
2021年6月14日記
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