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好きな作家ベスト100


この最高の記事に大いに刺激を受けて、自分も「一切吟味せずに決めるベスト長編小説best100」を作ろうと思ったのだが、色々あって、好きな長編ベスト100ではなく好きな作家ベスト100が出来たので公開する。

とうぜんながら細かい順位はテキトー。

適用ルールは

大学入学以降に読んだ作家のみ
 (→小中学生の頃に読んだ児童文学作家や大衆小説作家は除かれている)
1冊も読み切っていない作家でも途中まで読んでの印象でリストに加えている
戯曲作家も含めている

また、各作家の好きな作品を人名の横に挙げた。好きな順に左から並んでいる。
長編や短編集は『』, 短編単体は「」



それではどうぞ!


1 レイナルド・アレナス『夜明け前のセレスティーノ』『めくるめく世界』『襲撃』
2 アゴタ・クリストフ 『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』『昨日』
3 フリオ・コルタサル 『秘密の武器』『遊戯の終わり』
4 セサル・アイラ 『わたしの物語』『文学会議』
5 ミラン・クンデラ 『不滅』『存在の耐えられない軽さ』
6 デボラ・フォーゲル 『アカシアは花咲く』
7 目取真俊 「面影と連れて」「水滴」
8 ポール・ヴァレリー 『ムッシュー・テスト』『固定観念』
9 ウィリアム・ギャディス 『JR』
10トマス・ピンチョン「シークレット・インテグレーション」『V.』『重力の虹』 
11 マリオ・バルガス・リョサ 『悪い娘の悪戯』
12 重松清 『きみの友だち』『ゼツメツ少年』『小学五年生』
13 エイモス・チュツオーラ 『やし酒飲み』
14 川端康成 「片腕」「眠れる美女」
15 エドモン・ロスタン 『シラノ・ド・ベルジュラック』
16 エーリヒ・ケストナー 『飛ぶ教室』
17 ニコルソン・ベイカー 『もしもし』『中二階』
18 イーユン・リー 「優しさ」
19 エレーナ・ガーロ 「トラスカラ人の罪」
20フリオ・リャマサーレス 『黄色い雨』
21 E.L.カニグズバーグ 『クローディアの秘密』
22 ミランダ・ジュライ 『最初の悪い男』『いちばんここに似合うひと』
23 ボリス・ヴィアン 『うたかたの日々』
24 フアン・カルロス・オネッティ 『別れ』
25 リチャード・パワーズ 『ガラテイア2.2』
26 スティーブン・ミルハウザー 『エドウィン・マルハウス』『ナイフ投げ師』
27 ハーマン・メルヴィル 「代書人バートルビー」
28 ガブリエル・ガルシア・マルケス 『百年の孤独』『エレンディラ』
29 J.D.サリンジャー 『ナイン・ストーリーズ』『フラニーとゾーイー』
30 スチュアート・ダイベック 『シカゴ育ち』「僕たちはしなかった」
31 ロベルト・ボラーニョ 『はるかな星』
32 ル・クレジオ 「海を見たことがなかった少年」
33 ジョージ・ソーンダーズ 『リンカーンとさまよえる霊魂たち』『十二月の十日』
34 イタロ・カルヴィーノ 『柔らかい月』『レ・コスミコミケ』『不在の騎士』
35 カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』
36 ポール・オースター 『ムーン・パレス』
37 矢部嵩 『〔少女庭国〕』
38 ミシェル・ウェルベック 『ある島の可能性』『素粒子』
39 恩田陸 『六番目の小夜子』『夜のピクニック』
40 島尾敏雄 『死の棘』「夢の中での日常」
41 マヌエル・プイグ 『天使の恥部』
42 パク・ミンギュ 『ピンポン』
43 アントニオ・タブッキ 『インド夜想曲』
44 ウラジーミル・ソローキン 「別れ」
45 残雪 「かつて描かれたことのなかった境地」
46 石井遊佳 『百年泥』
47 ジャック・ケルアック 『オン・ザ・ロード』
48 名倉編 『異セカイ系』
49 大滝瓶太 「花ざかりの方程式」「症候群」「誘い笑い」
50 リチャード・ブローティガン 『西瓜糖の日々』『アメリカの鱒釣り』
51 川上弘美 『大きな鳥にさらわれないよう』
52 ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』
53 川上未映子 『夏物語』
54 ドナルド・ウェストレイク 『さらば、シェヘラザード』
55 桜井晴也 『世界泥棒』『愛について僕たちが知らないすべてのこと』
56 サミュエル・ベケット 『ゴドーを待ちながら』「クラップの最後のテープ」
57 岡崎京子 『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』
58 エミリー・ブロンテ 『嵐が丘』
59 アドルフォ・ビオイ・カサーレス 『モレルの発明』
60 秋山瑞人 『イリヤの空、UFOの夏』
61 レーモン・ラディゲ 『肉体の悪魔』
62 円城塔 『道化師の蝶』
63 パヴェーゼ 「自殺」『美しい夏』
64 笙野頼子 「タイムスリップ・コンビナート」
65 アルベール・カミュ 『異邦人』
66 ウィリアム・シェイクスピア 『ハムレット』
67 谷崎潤一郎 『春琴抄』
68 乗代雄介 『旅する練習』『最高の任務』
69 ラッタウット・ラープチャルーンサップ 『観光』
70 高橋源一郎 『優雅で感傷的な日本野球』『さようなら、ギャングたち』
71 ジョルジュ・バタイユ 『空の青み』『眼球譚』
72 諏訪哲史 『アサッテの人』
73 サン・テグジュペリ 『夜間飛行』
74 尾崎翠 「アップルパイの午後」『第七官界彷徨』
75 レイ・ブラッドベリ 「みずうみ」『華氏451度』
76 イサベル・アジェンデ 「ワリマイ」
77 安部公房 『箱男』
78 サマセット・モーム
79 多和田葉子 『犬婿入り』『雪の練習生』
80 レーモン・クノー 『文体練習』『地下鉄のザジ』
81 稲垣足穂 『一千一秒物語』
82 青木淳悟 『私のいない高校』
83 松浦理英子 『最愛の子ども』
84 フランソワーズ・サガン 『悲しみよ、こんにちは』
85 筒井康隆 「魚籃観音記」『文学部唯野教授』
86 室生犀星 「蜜のあはれ」
87 フアン・ルルフォ 『ペドロ・パラモ』
88 デニス・ジョンソン 『ジーザス・サン』
89 コレット 『青い麦』
90 ボフミル・フラバル 『あまりにも騒がしい孤独』
91 太宰治 「女生徒」「斜陽」
92 金子玲介 「林冴花は宗教が苦手」
93 森見登美彦 『ペンギン・ハイウェイ』
94 村上春樹 「パン屋再襲撃」「カンガルー通信」
95 トーマス・マン 「トニオ・クレーゲル」
96 プーシキン 『ベールキン物語』
97 フアン・ホセ・サエール 『孤児』
98 ヒョードル・ドストエフスキー 『地下室の手記』
99 ヴィクトル・ペレーヴィン 『恐怖の兜』
100 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『伝奇集』


※実は冒頭をちょこっとしか読んでいない作品・作家もしれっと上位にランクインしていたりするので、そんなに真に受けないで下さい。

1年後か数年後に再び作り直して、このランキングと比べるのが楽しみです。

なお「好きな長編小説ベスト100」も一応100作リストアップまでは出来たのですが、順位をつけるのが大変過ぎるのでどうしようか考え中です。

【4/7追記】
「好きな長編小説ベスト100」投稿しました。順位をつけるのは諦めました





【偉大なる先人様】



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こちらのブログで小説の感想メモを投稿しています。上のリストで挙がった作品の一部も取り上げています。よかったらお読み下さい。



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