![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98855759/rectangle_large_type_2_e0527ad4037ef6bcf729c469cd2a6a69.png?width=800)
資格試験勉強法〜3級FP技能士編〜
筆者は社会人になってから、いくつか資格試験を受けてきましたので、どのように勉強をしたのか参考にまとめてみたいと思います。
今回は「3級FP技能検定」を受検した際のスケジュールや使用したテキスト・問題集等をご紹介します。
そもそもFPとは?
FPとは「ファイナンシャル・プランナー」のことで、金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの幅広い知識を基に、個々の人生設計(ライフプラン)をお金の面からサポートする役割を担います。
FP技能検定の合格者は、国家資格である「○級ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることができるようになります。
なお、FP技能検定は、日本FP協会と金融財政事情研究会の2団体がそれぞれ実施しているのですが、以下では筆者が受検した日本FP協会実施の検定を念頭に置いて記述します。
3級FPの試験内容は?
3級FP技能検定は、学科試験と実技試験で行われ、どちらもマークシート方式です。
学科試験は、○×問題が30問、3肢択一問題が30問の計60問(各1点)が出題され、合格基準点は6割の36点です。
実技試験は、与えられた資料を基に、穴埋めや計算をして回答を導きますが、回答自体は3肢択一です。計20問(各5点)が出題され、合格基準点は6割の60点(12問正解)です。
具体的な出題内容は、次の6分野です。
ライフプランニングと資金管理 〜 社会保険、公的年金等
リスク管理 〜 生命保険、損害保険等と税金
金融資産運用 〜 債券、株式、投資信託等と税金
タックスプランニング 〜 所得税の基礎知識と計算等
不動産 〜 不動産取引、法令上の規制、税金等
相続・事業承継 〜 相続の基礎知識、相続税、贈与税等
このように、誰もが生きていく上で避けては通れない、お金にまつわる身近な内容を学ぶことができるのがFP技能検定です。
勉強スケジュール・方法
筆者は2021年5月23日に3級検定を受検し、合格しました。
勉強開始は3月に入ってからでしたので、2カ月半程度の勉強期間を取っていたことになります。
当時の勉強方法は、
①テキストを一通り読んで全体像を把握する
→②問題集を解く
→③分からないところはテキストを読む
→④問題集を解く
→⑤問題集4周目からは3周目までに間違えた問題だけを解く
→⑥スマホアプリで過去問を解きまくる
といったところでしょうか。
テキスト・問題集
テキストと問題集は、次のものを使用しました。これ以外には何も使っていません。
【テキスト】
「うかる!FP3級速攻テキスト2020-2021年版」(日本経済新聞出版社)
【問題集】
「うかる!FP3級速攻問題集2020-2021年版」(日本経済新聞出版社)
【過去問演習】
「FP3級 過去問道場」(FP3級ドットコム)
テキスト・問題集は、書店でパラパラと何種類か読んでみて、自分の頭に入ってきやすそうなものを選びました。
過去問演習については、通勤時間や昼休みなどの空いた時間も活用して、とにかく過去問道場で解きまくりました。「模擬試験」モードにして、本試験と同じ出題構成を繰り返し解くことで、6分野全ての内容を毎日復習することができ、知識の定着には非常に有効だったと思います。
最後の1週間程度は、ほぼ過去問道場しか使っていませんでした。
受検結果
筆者の受検結果は次のとおりです。
【学科試験】56/60点(93.3%)
ライフプランニング(10/10)
リスク管理(9/10)
金融資産運用(9/10)
タックスプランニング(10/10)
不動産(9/10)
相続・事業承継(9/10)
【実技試験】85/100点(85.0%)
どちらも6割を超え、無事に合格しました。
学科試験については「満点も夢じゃない…?」と思いながら臨んでいましたが、そんなに甘くなかったですね(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1677589764201-6Xxv6h7Qud.jpg?width=800)
受検してみた感想
勉強開始当初は、どうしても分野ごとに頭に入ってきやすいものとそうでないものとの差がありました。筆者の場合は、生命保険や税制に関しては馴染みがなく、取っ掛かりづらかった記憶があります。
しかし、問題集や過去問道場を繰り返していくうちに、徐々に知識は定着していきます。3級はまだ入門編のような位置付けなので、理解に至るまでにそれほど長くはかからなかった印象です。
勉強してみると、内容が生活に身近なので結構面白く、むしろ「こんなことも知らずに社会人やっていたのが恐ろしいな」とさえ思いました。高校生の必修にしても良いぐらいの内容・レベルだと思います(現在は高校の家庭科で金融教育が行われるようになりましたが)。
FPの勉強は、人生できっと役に立つといいますか、余計なところで損をしない、場合によっては得をすることにもなり得るものだと思いますので、万人におすすめの資格です。ぜひチャレンジしてみてください。
▼2級FP技能士編はこちら▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?