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ラカントは体に悪い?徹底的に調べてみた😎😎😎

ぼちぼちかねてからやろうとしていた講座をネットから開かせて頂いています。先日、生徒様から質問を受けて調べておりました。人工甘味料のラカントに関して。

ラカントとは

ラカントとは、2つの天然素材で作られた人工甘味料で、1つは羅漢糖とし、主に中国で栽培されている羅漢果を原料とする自然派の人工甘味料です。羅漢果は糖の300倍の甘味があり、漢方の生薬として使われてきたそうです。マグネシウムなどのミネラルの栄養価も高く、強い抗酸化作用を持っていて、その効用から『長寿の神果』と呼ばれていることも。

うむ、なんだか良さそうな印象。。

さて、該当の羅漢糖のメーカーはトウモロコシを使用しているようです。

トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分「エリスリトール」と、砂糖の300倍の甘さを持つ「羅漢果(ラカンカ)」の高純度エキスを使用し、バランスよく配合することによって砂糖の甘味度(甘さ)に近づける工夫を行っています。
面倒な換算がいらず、砂糖と同量に置き換えて使うことができますので普段のお料理にも最適です。

トウモロコシと聞くと、日本は自給率がかなり低く、遺伝子組み換えのトウモロコシを想像してしまいますねぇ。。本当に大丈夫なのでしょうか??

ということで問い合わせてみました!

(11月8日TEL)

私:『トウモロコシは遺伝子組み換えでしょうか?』

担当の人:『(自信満々に)当社は中国産ですが、遺伝子組み換えじゃないトウモロコシを使用しております!』

遺伝子組み換えのトウモロコシを使わないようにしているなんて、ちょっと希望が持てそうだなと思いました(^^)ただ、なんとなく気になる点が一つあったので聞いてみました。

私:『トウモロコシから糖を抽出するときの酵母菌は何をつかっておられますか?』
この質問をしたあと、アウレオバシジウム(黒い酵母菌ですが名前が憶えづらいので以降『黒カビ』と呼びます)までは答えて頂けたのですが、窓口の方では専門的な内容のため、営業担当から折り返し。待っている間、軽く黒カビに関して調べました。

黒カビとはいえども、発酵中に生成されるβ-グルカンはお腹にいいことで知られる食物繊維の仲間だそうです。
漢方薬でも使われる霊芝(サルノコシカケ)アガリクスといったキノコ類や、海藻類、大麦、酵母菌などに存在し、免疫システムや免疫バランスを整える成分やサプリメントとしてもβ-グルカンはアメリカを始めとする健康先進国で注目され、研究されています。

下記サイトは非常に事細やかな詳細で説明されていますが、研究の評価は高そうです。内容は少々難しいですが、作り手の知識を重要視されており、自然治癒力となる自己免疫力を前提にして健康が考えられているので、消費者に寄り添う企業として頼もしい印象があります。ちなみにこちらの培地は米ぬかだそうです。

が、気になる一言が。。。

近年では遺伝子工学の進歩から食品分野で遺伝子操作を行った酵母を使った製品も多く市場に出ていますが、当社の扱う製品はこのような遺伝子操作は行っていません。

遺伝子操作を行った酵母を使った製品も多く市場に出ているそうです汗。

ちょうど、その頃、折り返しの電話がありましたので、担当の営業さんに聞いてみました。

担当営業:『酵母菌に関しては商社を介しておりまして、遺伝子操作がされているかどうかは企業秘密として開示できません。

私:『どんな培地で酵母菌が作られているかは教えて頂けませんでしょうか』

営業担当:『お答えしかねます。』

むむむ。製造過程で使うものを商社を介すと企業秘密になるそうです汗。これ以上真相に迫れる質問力も持ち合わせていなかったため、いったん諦めました。

ということで、黒カビと遺伝子組み換えの発酵食品の体への影響を調べてみることに。

黒カビと遺伝子組み換え食品の人体への影響

まずは、酵母菌が遺伝子組み換え食品によって作られていた場合です。食飲料品に使われている酵母菌は様々で納豆ヨーグルト甘酒ワインも該当します。ワインの記述がありましたので一部抜粋します。

ウェスタン・オンタリオ大学の名誉遺伝学教授であるジョセフ・カミンズ教授によると、ワイン酵母は不安定であり、遺伝子を改変すると最終製品に予期せぬ毒性が現れる可能性があるとのことです。同教授は、開発者がそのような毒性を調べるために動物実験を行ったという証拠はなく、酵母や酵母のDNAがワインに含まれないという確証はないと述べています。

遺伝子組み換え酵母菌による体の影響は少なからずあり、それもまだ安全性は確証されていないようです。

https://www.organicconsumers.org/news/dangers-genetically-modified-yeast-wine

そして、黒カビが体に悪影響した場合はどうでしょうか。

A. pullulansは一般的なアレルゲンであり[5]、喘息、花粉症、過敏性肺炎、加湿器熱などのアレルギー反応を引き起こします。しかし、このカビはヒトの主要な病原体ではなく、重大なマイコトキシンを生成することも知られていません。
A. pullulansは、褐色光虫症の原因にもなります。ケラトミコーシス、敗血症を伴う肺真菌症、皮膚炎などの皮膚真菌症、その他さまざまな感染症の原因として報告されています。また、ヒトの毛髪、皮膚、爪にコロニー(菌)を形成することもあります[6]

A. pullulansとありますが、どうやら上記のサイトによると黒カビの種類は、かなり豊富で遺伝子組み換え以前に(おそらく培地と環境等による違い)有害になるものもあるそうです。

そして、なぜかコピペができないサイトを発見。機械翻訳が使えないので重要そうなところをまとめながら軽く自力で翻訳してみます。サプリメントのナウフーズ社の社員の人のお話です。※菌(カビ)=微生物とみなしながら読んで頂けたらいいと思います。

ほとんどの消費者は遺伝子操作されている食品の存在をまだ知らされていない。それどころか、遺伝子操作されている食品自体をわかっていない。米国では、2011年では、トウモロコシ88%、大豆94%、綿90%、テンサイ96%、キャノーラ90%が遺伝子操作された。他のGE食品(遺伝子操作された作物)は、アルファファ、ハワイアンパパイヤ、ズッキーニ、サマースカッシュも商業的に成長している。控えめに言っても、アメリカの加工食品の75%以上は遺伝子操作されている。しかし、これは古いデータにすぎない。
トウモロコシやテンサイのような微生物から発酵されてできている多くの原料にも問題はあり、大豆ベースのトコフェロール錠剤などに使われているマルチデキストリンやクエン酸も遺伝子操作によるリスクが懸念される。
(サプリの)魚油は遺伝子組み換えではないが、10から30IUSほどの大豆由来の防腐剤として使われているビタミンEが含まれている。オーガニックではないホエイプロテインや子羊から生産されるビタミンD3の栄養素もあげられ、企業はクローンに関する文書を取得する必要がある。
非GMO(遺伝子組み換えでない)基準のコンプライアンスを証明するために発酵中に使用される成育培地、及びその他の成分を開示する必要があるが、多くの酵素会社は気密性が高いものとみなし、消費者に情報を開示することに消極的である。
酵素の場合、製造業者は非GMO(遺伝子組み換えでない)微生物かどうかを確認をしたとしても、成育培地そのものを検証することは困難である。遺伝子組み換えのものが使われているかどうか測定をするための酵素製剤の原料テストもない。企業が独自に発酵用の生育培地を非GMO(遺伝子組み換えでない)基準に基づいて仕様できたとしても、利用できる原料の種類は豊富ではなく、消費者のニーズを満たすことは困難である。(非GMOのための)原材料価格は非常に高く、消費者物価に影響を与えるだろう。価格が3倍にもなる成分もある。
サプリメント業界は、遺伝子組み換え表示が開始される可能性への備えという点では、まだ十分な対応ができていない。


トコフェロールは化粧品に入っているのを見たことがあります。
なんだか、わが国のトウモロコシ、大豆、菜種は自給率はほぼゼロに近く、アメリカの輸入依存状態ではあります。想像以上に遺伝子組み換え食品は我々の生活の中に溢れていそうです汗。とくに一部の発酵食品やサプリ、保存料や薬の錠剤は、ラベル表示ですべてを確認することもおそらく難しいとは思います。米麴を発酵原料としている味噌などは、おそらく大丈夫なんじゃないかと思いますが、他の発酵食品を選ぶ方法としては、きちんと情報開示をし、信頼できる企業から購入した方が安全そうですね。また、高ければいい問題でもないとは思いますが、安い製品も安いなりに理由がありそうです。確認はしていこうとは思いますが、スーパーで安いものを買うよりかは自然食品店とかで並んでいるものを買おうかなと思います。

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