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作ること

最近、作ることについて考えることが多い。

僕は作ることが好きだ。お金にしようとか、有名になろうと思うこととは違くて(有名になりたいと思っていた時期もある笑)、ただ楽しくて暇つぶしになるからやっているということもある。

でも、これは30代手前の人間たちからすると、感覚が違う。作っている、というそれだけですごいと言われる。みんな小学生や中学生までは、特に何も考えることなく作っていたものがあるはずだ。少し違和感がある。

僕が作ったものを渡すと、「私も作りたいんですよね」という人が多い。
僕はいつも、「作ることのハードルを下げたらいいと思いますよ」って、アドバイスをすることが多いが、アドバイスをした人が作っているのを見たことがない。僕の言葉が上から目線なのだろうか?笑(アドバイスしてる時の僕は多分イキっていてうざい)
それともその内容について話したいだけなのだろうか?

そもそも「作りたい」と思っている人はすでに何か作っているとも思う。僕は作りたいと思った時点で、お金のかからない範囲でやってしまう。これも発達特性ではあるのですが。

作れないというのは、SNSが発達してしまったことによる弊害も大きいのではないか。作った時点でSNSに公開して、全世界に投下し、全世界の人々に評価されてしまう。そう考えると、怖いということは分かる。創作=公開という公式が出来上がってしまっている。

加えて、創作=金にならない、という考えもあるのかもしれない。資本主義の世界で、お金にならないものに時間をかけるのは無駄だと思っている人も多いと思う。それは事実かもしれない。時間がかかるし、思っている以上にお金がかかる時もある。
僕は、ZINEを作ると採算を考えずにすぐ人にあげてしまう。(副業ができないという理由もあるが)

また、現実化したくないというのも理由だと思う。自分はとてもすごいものが作れる、と頭の中で思っておきたいということもあると思う。「頭の中にあるうちは常に傑作」って、「何者」という映画でも言っていた。

あーだこーだ言ったが、切実にみんなに何かを作る喜びを味わって欲しい。それで、僕と創作の話をして欲しい。ただそれだけだ。

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