【勝手に書籍紹介】「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル〈第3版〉
武田雄治さんが『「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル〈第3版〉』を発売することになりました。
会計士受験時代からなので、もう25年前ですか……時が経つのは早いものです。
著者の武田雄治さんから一足先に新書を頂いたので、紹介してみようと思います。
経理関係の人は武田さんの本を1度か2度は読んだことあるのではないでしょうか。私も第1版、第2版を読んでいます。
第3版を読んでみて「決算早期化には会社の担当者の意識改革が必要なんだろうな」と改めて思いました。
会計士の視点から、会社が過剰な対応をしているケースが多いのです。
正直、そんなことしなくてもいいのに……と思うことがあります。
本書に取り上げられていた事例をいくつか紹介しましょう。
・1円単位で親子会社間の差異分析・調整をする
⇒ 親会社と子会社は収益認識のタイミングが違えば、換算レートも違います。そもそもズレていて当然です。
時間の無駄なので止めた方がいいです。
・無理して連結決算システムを使う
⇒ 連結財務諸表を作成する場合、一般的には連結決算システムを使います。
でも、会社数が少ない場合(例えば10社以下)、エクセルで作った方が早いです。
特に、日本の会社は資本関係が複雑なので連結決算システムで資本連結するのは大変です。私は「それ、エクセルでよくね?」と思っています。
そういう感覚のズレが補正できる良書だと思います。
ご興味ある人は読んでみて下さい。お勧めです!
ちなみに、武田さんのYouTubeチャンネルは以下です。
こちらも興味のある人は覗いてみて下さい。
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