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調理酒とみりん、どちらがお酒か知ってますか?

いきなりですが、問題です。
 

問題:調理酒とみりん、どちらがお酒ですか?

 
こういう問題を出す時点で「調理酒はお酒じゃなさそう」と思う人もいるでしょう。
そうです、その通りです!
 
答:みりんがお酒
 
これは税理士には有名なネタです。
調理酒と言いながら、日本の酒税法上では調理酒は酒ではありません。
これは、あくまで酒税法上の話です。一般論としては酒です。
調理酒はアルコールを含んでいます。
 
具体的に成分表示を見てみましょう。
次の写真は調理酒と本みりんのラベルです。


調理酒はアルコール分12%、アルコールを含むという意味でお酒です。
でも、横に塩分2%という表示がありますね。
これは何かというと、酒税法上の対策です。
塩分が含まれていると酒として飲めません。
※飲めますが不味いです。
飲めないお酒は、酒税法上の酒には該当しません。

逆に、飲めるお酒は無塩です。
そして、無塩のお酒は酒税法上の酒です。
 
一方、本みりんはアルコール分9.5%、こちらもお酒です。
さらに、塩分が含まれていません。
だから酒税法上の酒に該当します。

というわけで、本みりんがお酒、が正解です。

今回は、ちょっとした小ネタでした。

それでは、午後もお仕事頑張って下さい!

<おわり>

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