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2番目に踊るバカの重要性とn番目との「間」という関係性が、グループや社会で大事になる!

もし、自分がカリスマ性やビジョンがないと思っていたら、それはそれでいい。

なくていいし、自分を変える必要はない。

それは、カリスマ性やビジョンがある人と対立しないからである。

もし、そこに共感できるのであれば、そこにおける最強のナンバー2になればいい。

今回は、ナンバー2、2番目の人が大事である話から、どのポジションにいても大事であることを伝えたい。


ナンバー2が大事・2番目に踊るバカ

リーダーやカリスマ性がある人 ≒ 最初に踊るバカ である。

もちろん、最初にこれがいい、ということは大切である。

しかし、それ以上に大事なのは、2番目の人が一緒に踊ってくれるバカがいるかどうか

公園で一人楽しく踊り始める。

それにつられて、もう一人が踊り始める。そうなると、少し踊る空気が生まれ始める。

3番目、4番目が現れて、一緒に踊り始める。最終的にみんなが踊らなきゃいけない空気が作られる。

それが生まれるまでは、たった一人で踊っているただのバカである。

社会現象として広がっていくためには、2人目に踊り始める人の存在が大事である。

この話の元は、下記のTEDの3分ほどの動画だ。実際に、踊る人の周り人が集まる様子が撮影されている。

実は、佐野弘は、2番目に踊る天才なのである。

どんな思いの話を聞いても、すぐにすごく面白い、と言ってしまう。そして、すぐやるやる、と2番目に踊り始めてしまう。

2番目に光が当たって欲しい。

もし、何かを始めたい時は、一緒に踊ってくれる2人目を見つけるといい。


n番目の人も大事

1番目を目指すことは、それはそれですごく大事なことである。

しかし、みんながみんなAmazonの創業者ジェフ・ベゾスを目指したら、全世界の至るところにAmazonのような会社が乱立して、大変なことになる。

誰が実務をやるのか、結局、Amazonのような会社と創業者が存在するだけで、中で動く人がいない。

AKBでいえば、全員がセンターという訳の分からない状況だ。

サッカーでいえば、銀河系最強と言われたスペインのクラブチーム「レアル・マドリード」は、一時期スター選手しかいなかった。最強の選手しかいないはずなのに、0:4というスコアで負けてしまう。

プロ野球でも、4番バッターを全員集めたら、打たなくなった……。

ただ1番のみんなが集まればいいわけではない。

数学的帰納法というものがある。1の時に成り立つならOKで、それなら n+1 の時も成り立つ。結局、全部成り立つというものがある。

今回の話もそれと同じで、1人目が重要なのは、理解できる。2人目つまり2番目に踊ってくれる人も重要。

数学的帰納法でいうと、3人目も4人目も大事であることが成り立つ。

つまり、どのメンバーも大事なのである。1人目も、2人目も、3人目も大事なのである。

300人くらいいるグループでも、301人目、302人目も大事なメンバーなのである。

みんなが数学的帰納法の感覚をもっていれば、自分がどのポジションにいようと大事なんだなと、わたし佐野弘は切に思っている。


1個1個の関係性よりも、その間、適切な間が大事

ドミノ倒しと同じで、最初と最後があればいいという訳でない。

間が抜けていたり、倒れていたら先には進まない。どこか一つ抜けてしまっても成立しない。

1個1個の関係性よりも、その間、適切な間が大事である。

どの位置にあろうと、間が適切でなければ、コミュニティやプロジェクト、会社、社会、家庭など、成り立たないのではなかろうか。

新型ウィルスによって、個の重要性が改められる雰囲気もあるが、実際には無理である。もう、1人で生きることはできない。

関係性の中で、どんな関係を築いて生きていくのかが問われてくる。個の時代ではない。

話を戻すと、どの番目、それぞれの番目も大事であり、そこにおける間とその関係性が大事である。

みんな違っていいのである。

かといって、全員が全員と仲良くなければいけないわけでもない。

1番目と2番目が仲良くて、2番目と8番目の仲が悪い。でも、その間に人が入っていることで、仲や場が保たれる。直接、関わる機会も減ったりするからである。

以前いた会社での話。

社長が社員教育するが、なかなか社員が成長してくれず、社長はストレスがたまる。しかし、その間に別の人が入って教育することで、上手く場が保たれる。

社長は、教育することの大変さを知っているので、教育してくれた人に感謝も生まれ、教育を受けている人も違いがわかってありがたく感じる。

すべてがうまく回って、みんな良くなった。

間違いとは、間が違うだけという考え方もある。


まとめ

・ナンバー2が大事・2番目に踊るバカ
・n番目の人も大事
・1個1個の関係性よりも、その間、適切な間が大事

新型ウィルスの発生によって、社会は大きく変わった。そして、人と人との関係性も考えさせられるようになった。

個性が大事と叫ばれていた時代もあった。その個性だけで、1人生きていける時代ではない。

確かに個性は武器になる。しかし、これからは、1人1人が、どこで誰と、どんな間をもって関係性を築いていくのかが、問われる時代になると思っている。

次の佐野弘(仮)もお楽しみに!


佐野弘 with 水島一輝

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