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まゆ子のぷち短歌教室〜番外編

私の書く
定型短詩
についての簡単な解説です(^^)🌻

●短歌とは?
 →五,七,五,七,七の31音から成る定型詩
(百人一首で短歌に触れた方も多いのではないでしょうか?)
①実は国家「君が代」も五,七,五,七,七
②古今和歌集の短歌が元とされている
③文語と口語に分かれてはいるが
 「○○という」→「○○とう」
に代表される主として音数の都合による、口語      主体の文語混じりは、現代短歌界では許容範囲とされている向きがある
④その一方で旧かなと現代かなについては基本的にどちらかに統一とされているのが現状と言える
⑤古くは寺山修司、最近では石井僚一に代表される短歌に「虚構」を詠むことの是非が問われる一面もある
(参考→http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/culture_news/CK2014112602000308.htmlこちらの記事となります)
⑥「サラダ記念日」の俵万智氏の登場
 「夜はぷちぷちケータイ短歌」のラジオ(既に終了)の人気
携帯電話の進歩により、インターネットへの接続が容易となったこと
セーラー服歌人の鳥居氏の登場などから若い世代へも短歌が広まった

●俳句とは?
 →五,七,五なら成る定型詩
①「季語」を用いる「有季俳句」が基本ではあるが、用いることなく詠む「無季俳句」や、種田山頭火や河東碧梧桐に代表される「自由律俳句」と呼ばれている基本を離れた俳句の存在も忘れてはならない
②「世界一短い詩」として海外でも「HAIKU」は有名となり世界中に俳句の愛好家がいるとも言われている
③テレビ番組「プレバト!」内の俳句コーナーで、夏井いつき氏の厳しさがお茶の間に受け、ゲストに人気女優や男性アイドルが出演することも重なり若い世代へも俳句が広まった
④詩人を1としたとき歌人は10、俳人は100とも言われている

●都々逸とは?
 →七,七,七,五から成る定型詩
①古くお座敷で好まれたことから色恋物のイメージが強いが、最近では短歌や俳句の様にジャンルを問わず詠まれている
②同じ定型詩の短歌や俳句との違いとして  ※「首」「句」といった統一された数え方がない
(流派により「首」「草」「節」など、私は便宜上「編」と数え、どの都々逸の流派にもご迷惑の掛からない様にしています)
※基本として七音に決まりがある
  最初の七は(上七)「三・四」
  次(中七)が「四・三」
  最後(下七)に又「三・四」
  ※たまに基本を離れて「ニ・五」等になることは許容範囲
③「都々逸なんて知らない」「都々逸?何それ?」
  と思われたそこのあなた!
  次のフレーズには覚えがあるのでは?
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」
「お医者様でも草津の湯でも恋の病は治せない」   「恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」
え〜、色恋ばかり!
と思われたあなたにはこちら
「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」
※都々逸に興味を持たれた方はぜひチャレンジを!

●五行詩とは?
 →五行で書く「題のある」詩
(題なしは五行歌として区別されている)
短歌や俳句とは異なり細かな制約がなく「五行」で書くという以外は音節の数や文字数の規則がない
「定型詩」である(Wikipediaより)
着目すべきは「定型詩」の分野になっていること
「五音と七音だけとかあり得ない!」
「定型って堅苦しくない?」
と思われているあなた!決まりが「五行」であることだけ、というのは魅力的では?
いきなり短歌や俳句は無理だけど、自分を表現したい……そんな方には五行詩がお薦め!自由詩のゴールは自分自身決めなければならず、どこで終ればいいのか?という判断を「難しい」と感じる初心者もいるが「五行」の決まりがある五行詩はゴールが見えているため詩歌の入り口としては親しみやすい一面を備えている

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