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緊張で口から心臓出そうになりながら迎えた復職初日。

 復職当日の朝、とにかく心臓がバクバクで「早く初日終わってくれ!」と思いながらの出社でした。相変わらず電車は混んでいたけど、始発駅なので座ったまま市ヶ谷まで。近づくにつれてドキドキする。復職の緊張もありながら、やっぱりこの地下鉄に乗ると反射的に動悸が上がります。しんどかった頃の環境に近づくとさすがに身体は反応しているようです。

 会社に到着してから、受付で担当者を呼んでオフィスに入室。初日は10時出勤となっていたので、社員の皆さんは既に出社済み。後で聞いた話ですが、僕がその日から復職することは特に共有されていなかったようで、僕が姿を表すと驚かれたというより呆気にとられた様子。席に着くまで目でしっかり追われた感じです。

 ちなみに、席は部長の横の席。全員から見える場所だったので、落ち着かなかったと思うのですが、そもそも出社してオフィスに居るだけでソワソワしていたので、席の場所はあまり関係が無かったと思います。心も身体も緊張でフワフワ状態。出社後はとりあえず、部長と人事と面談です。

 会議室に移って、今の心境や休職中にやっていたこと、これからのことなどを簡単に聞かれた後に復職トレーニングを2週間ほど行うと説明されました。復職トレーニングは会社によって色々あると思いますが僕の場合は、前半の1週間は午前中だけ出社して、お昼には帰り、オフィスに居る間は特に業務は行わない。後半の1週間は1日オフィスに居て、特に期限が設けられていない仕事(ほぼ事務作業)をして、過ごすというもの。

 とにかく環境に身体を慣らせるという目的があったと思いますし、おそらく僕の様子や態度から東京で引き続き業務ができるのかを見ていたのだと思います。「ゆっくりマイページに慣れていこうか」と部長からも声をかえてもらい、初日はすぐに退勤。オフィスにいた時間は1時間ほどでしたが、建物を出た瞬間は極度の緊張から開放され、ドッと疲れを感じました。身体は正直。

 翌日から通常の始業時間に僕も出社して、復職トレーニングがスタートです。前半の1週間はただ座っているだけでも暇なので、ネットサーフィンして情報収集したり、本を読んだりしながら過ごしました。社内に居る先輩や同期と絡むことはほとんど無く、席を立つ時はトイレに行く場合くらい。(そのトイレに行く事がめっちゃ緊張する)

 正直、誰からも見える部長となり席でさらし者状態でしたが、心優しく先輩はタイミングを見計らってコミュニケーション取ってくれたり、部長も何かと声がけをしてくれたので、少しずつ慣れていきました。ただ、身体はしんどかった頃の反応でこわばっていたし、症状こそ出てはいませんが適応障害のなごりを感じていたのでした。

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