マガジンのカバー画像

地方で生きてま@えひめ

102
2010年に東京から愛媛に越してきて、すっかりゆるい暮しに慣れてきた筆者の、四国や愛媛での暮しや文化、風景、もろもろ思うことをしたためます。本館は http://giantech…
運営しているクリエイター

#生態系保全

【親子で生き物観察会〜2024年秋】のご案内

生き物観察会を実施します!私たちのビオトープの初となる一般向け観察会を2024/10/14に実施します。 最初は10/12を予定していたのですが、松山市内の小学校は10/12(土)が運動会がほとんどです。そのため日程を変更しました。 申し込みは今月いっぱい、9/30締め切りになります。 観察会について今回は、講師を動物(武智礼央さん)、植物(福岡豪さん)両分野でお呼びして、見つけた生き物について解説してもらいます。色々聞いちゃいましょう! 今回は、湿地ビオトープを中心に

2023.08.06 ビオトープへのお客様来訪と新顔の発見

ざっくり概要初めて県外からのお客様を迎えた湿地ビオトープ。2年目の夏を迎え、水量も水草も豊富な環境で生き物観察をしました。そして待望の◯◯◯◯ゲンゴロウを発見!! 水昆LOVE小学生来たる 8月に入り、愛媛も暑い日が続いていますが、ビオトープに初の県外のお客様をお連れしました。なんと、埼玉からお越しの hinata さん親子です! hinataさんは、水生昆虫をはじめとした生き物が大好きで、お父様の実家である徳島に帰省してから、愛媛大学の昆虫展に参加するためにいらしたそう

2023.05のビオトープ整備もろもろ

しばらく更新できてませんが、アップできていなかった5月の活動を簡単にまとめました! ビオトープ深水エリア作成重機を入れての深水エリアをなんとかつくりました。ただ、田んぼの構造上最大水深は20〜30cm程度になりました。今後の水草や生き物の変化が楽しみです。 稲籾の播種ビオトープの整備が一段落したので(まだ積み上げた土砂の処理が残っていますが)、次は田んぼの作業に移りました。 まずは稲の苗を作るために、稲籾の播種を行いました。昨年同様、田んぼの上の湿地にバラ撒いて苗を作る

2023.05.10 深水エリアの整備とカエルの新顔

深いエリアを作りたい5/10に平日ですが、急遽ビオトープの整備をしました。ユンボ(重機)を使った最後の作業として水深の深い場所を作ります。 水深が深ければ、そこを好む生物が生息することになり多様性が増します。できれば50cm程度の水深を作り、深めの水深が好きな水草、生物がくることを願って作業しました。 場所を決めて、試しにユンボで深く掘ってみました。場所は夏に日陰が多くて日照時間が短かくなるところにしました。夏にある程度の水深が残っていると、そこに生き物が退避してくれるこ

2023.04.30 お初のカエルさんとの出会い

新しいカエルさん登場4/30のビオトープ整備作業中に、次男が「大きなアマガエルを見つけた」と教えてくれました。 もしやと思って見てみると、どうもシュレーゲルアオガエルのようです。アガエルよりも大きく、口先が尖っています。 近くには、泡の卵塊らしきものもいくつか見つかりましたので、周辺複数個体生息しているようです。シュレーゲルアオガエルは土の中や畔などに泡に包まれた卵塊を産みます。 このビオトープでこれまで確認できたカエルとしては、アマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエル

ビオトープ大整備作業の大詰め日記(2023/3~4)

今年のテーマは、より多様・安定した環境づくりしばらく、投稿が空いていましたが、ビオトープの整備活動は佳境に入っています。 昨年から初めた、休耕田の湿地ビオトープ化は、2年目を迎えました。 昨年は、草刈りをして、とりあえず水をいれて、放置してどのような生き物が訪れるかを確認しました。絶滅危惧種であるクロゲンゴロウ、ガムシのような大型水生昆虫、イモリやニホンアカガエルのような両生類、ハラビロトンボなどのトンボ類が繁殖しているのが確認できました。 今年は、ビオトープに残ってい

2023.03.19 今年もアイツに出会えた!(ビオトープ整備にて)

長男(高1)と二人で、内子町のビオトープの整備作業に行ってきました。 もともと長男は「山にいきたい」と言っていたのですが「自然に触れられればそれでいい」と了承を得たので連れていきました。 作業は、2月に皆で掘り上げたイグサの株の整理と、ビオトープの半分に残っているヨシやセイタカアワダチソウなどの大型陸生植物の除去を目的にしました。 現地は、続いた雨のため、水を入れていないにもかかわらず、かなりぬかるんでいました。そのため作業中に泥が飛び散りすっかり汚れましたが、それでも、

2023.02.23 空き家、ビオトープ、手作り餃子、盛りだくさんな今年初の作業

今年初の作業は盛りだくさん昨年、実験的に始めた休耕田のビオトープ化&無農薬水田プロジェクトも、今年はより本格的にやっていきます。 今年の年明けは、雪が積もったり、寒かったりでなかなか現地似いけませんでした。ようやく皆で久しぶりに集まりました。この日の目的は2つ! 拠点を作るために空き家を調査!まず1つは、以前から現地拠点を作りたいと物色していた、集落の空き家の調査です。オーナー様に貸して頂けると以前から言われていましたが、数年前に内見した時に、その膨大なモノの数におののい

2022.11.03 ビオトープに専門家をご招待

今日は、Twitter上で知り合った、愛媛で活動されている れおのむしのおとさんと、Gooさんに来てもらって、ビオトープを見学してもらいました。 ビオトープへご案内お二人はそれぞれ昆虫(特にトンボ)と、植物(水草)の専門家であり、愛媛県レッドデータブック改訂委員会の委員もされています。そんな専門家の観点からビオトープの様子を色々見ていただきました。 私たちは「ビオトープ」と名目上呼んでいますが、今年の実態は休耕田だったセイタカアワダチソウが繁茂した場所を、春に草刈りをして

2022.09.23 ちょこっと稲刈り&生き物調査

9/23 の活動の一ヶ月以上遅れての投稿です。(もう11月…) ちょこっと稲刈り9/23に田んぼの稲刈りを行いました。 といっても、イノシシにだいぶやられてちょっとしか残ってなかったのですが。。。穂がついていたものを刈って、結わえて、稲架掛けまでしました。 本当に少しですが、最初の一年はイノシシにやられて散々でした(^^; イノシシの凄さは、↓の使っていない田んぼを見るとわかります。 まるでトラクターで耕したようになっていますが、これ全部イノシシトラクターです(笑)ほ

2022.09.04 生き物調査

だいぶ前になってしまいますが、ビオトープの生き物調査をしてきました。 ガムシの成虫が多く確認できました。 大型のおたまじゃくしも確認できました。ツチガエルかな? ギンヤンマのヤゴも数多くいました。種類はクロスジギンヤンマのようです。 ヒメゲンゴロウだと思っていたゲンゴロウは今見ると模様が少し違うかもしれません。マルガタに似ているけど。。。と思って調べたらウスイロシマゲンゴロウでした。 ビオトープは相変わらず凄い草だらけです。。。 来年はもう少し水面が見えるようにしないとなぁ。

2022.06.19 ビオトープの生き物たち

田植えの記事は別途に書きましたので、こちらでは生きものにフォーカスしてまとめておきます。 水が少ないビオトープ田んぼの上にある廃水田を使ったビオトープは、水が随分と減っていました。下の田んぼに山からの水を流しているため、水が減ってしまうようです。 耕作放棄していた間に生えていたセイタカアワダチソウを完全に除去していないため、だいぶ覆われてしまっています。水が少なく枯れる様子もありません。 自分たちで植えたマコモやクワイなどは成長の後は見られますが、思ったより生育している

2022.06.19 なんとか田植え&山の幸

水が溜まらず苦心していた田んぼですが、取水パイプの位置を変えて、なんとか半分だけ水が溜まったのでエイヤで田植えをしてきました。 苗の準備が大変苗床に使っていた場所に行ってみると、ところどころに苗が伸びていました。しかしここから泥を取り除いて苗だけ分離しないといけません。 この作業が思ったよりも大変でした。 なんとか、苗をとりだしたのですが、思ったよりも数が少ないのに驚きました。うーむ、なかなかうまく行かない。。。 田んぼに線を引く 苗の準備ができたところで、田植えのため

2022.05.14 稲籾播種とタケノコ蹴りを堪能する

友人を誘ってみた今回は、友人のSさんと、Nさん家族をお誘いしました。実験的なのでなかなか人を誘いづらいのですが「うまくいくことも、いかないことも含めて楽しめる」方ならいつでもウェルカムです。 苗床へ稲籾播種田んぼにいったら、早速ヘビを見つけたので長男が捕まえてきました。おそらくヤマカガシなので奥の方に毒牙があり、手袋ないときは捕まえてはいけない種類です。 私は子供の頃よく田んぼで捕まえていましたが、何十年かぶりに手にしました。よい子は捕まえるのはやめましょう😅 苗床は田