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地方で生きてま@えひめ

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2010年に東京から愛媛に越してきて、すっかりゆるい暮しに慣れてきた筆者の、四国や愛媛での暮しや文化、風景、もろもろ思うことをしたためます。本館は http://giantech…
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記事一覧

松山市民が、南海トラフや水害に備えて「松山市マイ・タイムライン防災アプリ」をインストールすべき6つの理由

南海トラフが近づいてる?8/8に日向灘を震源とするM7.1の地震が起こり、南海トラフ地震の警戒意識がこれまでにないほど高まってきました。7月には中心部にも関わらず、松山城山が土砂崩れになり全国ニュースになりました。 愛媛県は2018年に西日本豪雨に被災して以来、防災意識が高まっており、防災士の資格取得者の人数は、47都道府県で東京に続いて2位、人口比率でみてみると他県と比べて圧倒的多数の第1位となる1.77%を誇っています。 https://bousaisi.jp/wp-

2024年前半(〜7月)のビオトープの様子

今年に入っての活動について投稿できてなかったので、3年目に入ったビオトープの様子を、これまでの7月までの整備や調査の様子を投稿します。 除草+湿地内の島づくり今年は、春に部分的に除草をして開放水面を増やす工夫をしました。全体の割合からしたら大したことはありませんが、除草した草をビオトープ内に積み上げておくことで、湿地内に島ができるようになり、そこがカエルなどの逃げ場になっているようです。 今年のビオトープの変化3年目の今年は、これまでと比べて大きな変化がありました。 目

いわて銀河100kmウルトラマラソン完走(4回目)、そして100kmマラソン10回完走について

11回目の100kmマラソン出走日曜(6/9)に行われた、いわて銀河100kmウルトラマラソン(以下、いわて銀河)を完走してきました。 ウルトラマラソンとは、いわゆるフルマラソン(42.195km)以上の距離を走る舗装路(ロード)の種目のことです。50kmでもウルトラマラソンですし、100kmでも200kmでもウルトラマラソンと総称します。1日で終わるものもあれば、数日にわたって開催されるものもあります。私はその中でも、1日で終る100kmマラソンに参加してきました。 こ

Hontoが在庫検索サービスをやめたことについての感想

長らく愛用していた、honto/honto with の在庫検索・取り置きサービスが5/31でなくなってしまった。 よく読むと、丸善ジュンク堂が独自にネットストアをオープンして、そこでネットの在庫検索や取置サービスも行うようだ。 松山三越のジュンク堂をメインに使っている自分にとっては、このサービスが使えるようになれば事足りるので、ひとまず安心はした。 しかし、hontoが各書店と連携していたサービスは、対Amazonという意味でも応援したいと思わせてくれたサービスだった

パタンセオリー翻訳クラファン終了まで残り3日で思い出したこと

パタンセオリー翻訳クラファン残り3日となりました。 活動報告をアップしたので、こちらに転載します。 ふと思い出したこと この活動報告を書いていて思い出したのは、2007年にアジャイルを啓蒙していた頃抱えていたストレスでした。 アジャイルの源流は日本にあるのに、そこを調べようとせずに、海外から逆輸入される情報ばかりありがたがっている状況に無性に怒りを覚えました。「もっと日本から発信しろよ!」という動機でAgile2008に発表しにいきました。(詳細については『XPの旅』

福岡正信さんの『いろは革命歌』をもらった

馴染の鍼灸整骨院にいって施術してもらっている時に、先生が自然農法の福岡正信さんの農場に子どもの頃から遊びに行っていたと聞いて驚いた。40年ぐらいになるらしい。福岡さんの身体のメンテもされていたそうだ。 福岡さんの農場がある伊予市は、自分が住んでいる松山市の隣なので行こうと思ったらいつでも行けるんだけど、行ったことがなかった。今はお孫さんの福岡大樹さんが農園を継いでいるそうだ。 15年前くらいに福岡さんの『自然農法 わら一本の革命』を読んだときの衝撃は忘れられない。 先生

ビオトープ&水田、2023年11月以降の活動まとめ

昨年後半(11月以降)の活動について尻切れトンボだったので、まとめて書いてみます。 11月は脱穀と生物調査11月はまず稲刈りして干しておいた稲を脱穀しました。 脱穀は機械ではなく、足踏み式脱穀機を使ったのでとても貴重な体験でした。落ち穂を自分で脱穀することの苦労も身にしみて体験しました。 これほどまでに苦労して行うお米を、一粒も残さずに食べるのは当然ですね! 11月の生物調査 脱穀の2日後に、生物調査もしました。デューさん、レオさんたちのガサガサ隊の協力で、多くの生き物を

パタンセオリー翻訳プロジェクトの魅力と想いを書いてみた

クラファン70%(あらため80%)を達成!(4/26更新)4月7日から始まったパタンセオリー翻訳プロジェクトのクラウドファンディングですが、開始2週間で、ようやく70%まできました。応援してくれた皆さんに感謝します!(更新:19日で80%達成!) パタンセオリーってどんな本?パタンセオリーは、一言でいうと、建築家・思想家であるクリストファー・アレグザンダー氏の生涯かけて探求してきた「美しい建築」を生み出す理論を元にして、新しい創造の理論、機械論的世界観から生命的世界観へのパ

15年ぶりに盈進学園 東野高等学校を訪問して感じたあれこれ

概要15年ぶりに訪れた、クリストファー・アレグザンダーの関わった最大建築である盈進学園 東野高等学校は、その形を少しづつ変えながらも、その魅力を今も提示していた。特に気になった「池」を中心に、アレグザンダーが目指した深い感情に基づくセンタリングプロセス(構造保全変容)についての思いをしたためた。 15年ぶりの東野高校AsianPLoP2024のツアーで、15年ぶりに盈進学園 東野高等学校(盈進キャンパス)を訪問した。前回訪れたのは2009年なので、約15年ぶりとなる。

ゴミアシナガサシガメ狂想曲〜空き家で見つけた虫がレアだった

空き家で見つけた虫はレアだった 昨年(2023年)10月に空き家の内見の時に見つけた見慣れない虫の写真や動画を撮影しておいた。それをなんとなくTwitter/Xに投稿したら、実は専門家が探そうとしてもなかなか見つけることができない絶滅危惧種だということがわかった。 なかなかない貴重な体験だったので時間は少し経ったが記録しておくことにする。 空き家に入り玄関の引き戸を閉めようとすると、そこに見たことのない虫がいるのに気付いた。足は長いが何かぼんやりとした姿に、普段から見慣れ

物語から自分を見つける〜レゾナント体験と自己探求

イントロダクション物語は単なる娯楽以上のものです。アニメ、ドラマ、小説などの物語は、私たちが自己認識を深めるための鏡となり得ます。 この記事では、特定の物語が私の内面にどのように響き、自己探求の旅へと導いてくれたかを探っていきます。筆者の具体的な鑑賞体験をもとに、感動というポジティブな体験、嫌悪・不快感というネガティブな体験を通じて、筆者が物語のどこに共鳴・共振し、自分の内なる痛みや願望に気づき、洞察に役立ったかを解説します。 これらの体験をもとに、物語が自己の深い部分で

『さかなのこ』を見て気づいた、好きなことの向き合い方〜親として、自分として

『さかなのこ』をみたhttps://sakananoko.jp/ 遅ればせながら『さかなのこ』を見た。想像していた以上に、さかなくんの「魚一筋」の人生を描いていた。性別を感じさせない、のんさんの演技も素晴らしかった。 子供の頃に生き物が好きな人は、たいていは「歩く図鑑」と呼ばれ、生態に詳しくなり、生物部に入り、大学で専門課程を学び、と言うレールが引かれていると思いがちだ。しかし、さかなくんはその道ではなく、まったく独自の道を進んでいたのが印象的だった。 魚が好きすぎて、

『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会を1年8ヶ月かかって全ワークをやってみた感想

はじめにもう2ヶ月以上前にになってしまったけど、『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会を終えての感想をアップすることにします。 ワークブックをやり終えた『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会が8/22で12章全体を終えることができました。 第1回は2021/12/16でした。最初は月1回でやって、12回で完了なんて思ってましたが、全然終わらずになんと1年8ヶ月もかかってしまいました。 どうやってきたか当初は90分という枠の中で、リーディング(音読)+ワークを

XP祭り2023で登壇し、懇親会で感じた「変わらない価値」

XP祭りで登壇、東京にいたんだけど…昨年、基調講演をさせていただいたXP祭りですが、今年は普通にプロポーザル出して話してきました。 その週の木金は別件で東京だったので、そのまま土曜で登壇すればいいと思っていたのですが、直前で「登壇はオンラインだけ」ということを知って愕然としましたw 仕方ないので、実家から登壇して、夜は懇親会のために街に出るというパターンを実施してきました。 基調講演について今年の基調講演は、市谷さんでした。資料作りながらなので、しっかりは聞いてはいなか