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レコード/CD棚を総ざらえしデーターベース化...第一弾ついに完了

昔は絶対そうなりたくないものだな、と思っていたのだが、この年齢になると同じモノを二度買ってしまうことがある。

ここ数年で記憶している範囲で言うと、雑誌Brutusの「特集松本隆」を二度購入、The Crusadersの中古LPレコード”Standing Tall”もまた二度購入してしまった。前者は姉に贈呈することでお茶を濁したが、後者は見せしめ(?)のため、まだ部屋にある。

正直お小遣いの範囲で若い頃に考え抜いて購入したLPレコードはしっかりと記憶に刻まれているのだが、年齢を重ね、生活に余裕が出て、衝動的に購入したものはどうしても記憶に残らない。

言い訳はさておき、素直に自らの忍び寄る老いを嘆きながらも、こういった失敗を予防するには、すべてのメディアを記録したデータベースを作り、その都度在庫を確認できる体制を築く他ない。

そう考えてからも、なかなか手がつかなかったのだが、ついに先月作業を開始した。

まずはLPレコードから始め、次にCD、さらにDVD、と地道にデータベース化を繰り返していった。さらに以前TV番組を取りためた映画等のCopy DVDはデータベース化してあったのでこれと合体して一つのファイルにまとめた。

これ以外にも、物置には古いビデオカセットやカセットテープ、創刊直後から90年代半ばまでのRock'n'on誌や同Japan誌もまだ保管しているのだが、流石にこれらは滅多に見たり、聴いたり、読まないので、とりあえず手をつけないことにした。

データベースに含まれる集計項目はアーティスト名、メディア種別、タイトル、ジャンル、発売年、コンピレーション情報(枚数やリマスターかどうか)、所蔵箱名、購入価格(最近の中古購入分のみ)に絞った。購入価格を含めたのは、最近買った中古LPレコードの価格情報を見たかったからだ。

Apple MusicではGracenoteのデータベースCDDBと接続されているので、簡単に該当メディアの発売年や曲名まで検索できるのだが、これがApple MusicにUploadしていないLPレコード音源だとそうはいかないし、CDも単にリストを作るのであれば情報の転記が必要だ。これが結構手間がかかる。

そしてついに先日、このデータベースが完成。自分が持つLPレコード、CD、シングル盤、DVDの全貌が見渡せるようになった。

以下がその要約である。

1. メディア数

メディア別セット数

合計で1,284セットのメディアを保有している。その内「CD」が全体の40%、「LPレコード」が同35%、「私的利用のためのCDコピー(すなわちレンタルCD等のコピーCD)」が20%を占める。

「セット」と呼んでいるのは、例えば二枚組の場合でも一セットとして数えているためで、これらの中にはボックスセットもあるので枚数換算するとプラス200枚以上になるだろうから、総トータル枚数はざっくり1,500枚ぐらいにはなる。

「私的利用のためのCDコピー」(上記グラフでは”Copied”)が多いのは、米国在住中に膨大なグリニッジ・ライブラリからCDを借り続けていたため。実際にはこれ以上のCDをメディアには焼かず、HDDに直接デジタルコピーしたので、それらはこの枚数には反映されていない。つまり”Copied”は少なめに計算されていることになる。

2. ジャンル別

ジャンル別に分けると次の通り。

ジャンル別セット数

ロックが69%と圧倒的に多く、ポップが10%、R&Bが8%、ジャズが7%、フォークが3%、カントリーが1%で残りがその他(ブルース、レゲエ、クラシック)。ロックが69%というのは決して意図的では無いことをここに付言する。

3. 年代別

メディア毎に発売年の項目を設けたので、大雑把に年代別にも算出できる。

年代別保有率

最も多い年代が1970年代で36%、次に1980年代で21%、第三位が1990年と2000年代でともに13%

2010年から急減しているのは、2013年頃からのStreaming配信利用で新しいメディア購入がストップしたため。年齢的にもロック音楽が全盛期であった1970年代がやはり多いことに驚きは無い。

4. アーティスト別

アーティスト別に多く保有しているアーティストを並べ替えてみると、予想に違わず、The Beatlesがトップで、他は以下の通り。

The Beatles               35セット
David Bowie                 12セット
King Crimson                11セット
Led Zeppelin            11セット
Daryl Hall & John Oates     10セット
Down Town Boogie Woogie Band 10セット

5. LPレコードでもCDでも購入したアルバム

Overlapped Buys

これは加齢のため間違って購入したのでは無く、敢えて好きで重複して買ったものになるので、結果的には「私を構成する42枚」に選ばれたものが多い。

Bill Withers              ”Greatest Hits”
Derek & The Dominos         "Layla"
Down Town Boogie Woogie Band    "続脱どん底”
大滝詠一              ”Niagara Moon”
遠藤賢司              ”Silver Star Best of Kenji Endo”
Leon Russell              ”Carney”
Paris                                                       ”Paris”
Prince                                                     ”Black Album”
Rod Stewart                                            ”Atlantic Crossing”
Sly & The Family Stone                          "There's A Riot Goin' On"
The Beatles                                            "Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band", "Abbey Road"
松村雄策                                               ”Unfinished Remembers”

6. 最近買った中古レコードの購入価格

最近高値にも手を出していたような気がしたので気になっていたこのデータは平均すると未だ345円だった。

ジャンル別中古レコード購入価格平均

ジャンル別にみると相変わらずRock系が多いのだが、Jazzが意外に多い

価格レベルで一番多いのが200円で122セット、次に550円で35セット。それ以上の価格で買ったのは28セットだけで、最高価格の1,000円が2セット。

さてこの夏休みに何枚の新しい中古レコードと出会うだろうか…楽しみではあるが、重複購入が無いように注意しなきゃ。


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