人生で初めて、芸人さんの独演会を見に行った。 いわゆる単独ライブだ。その人しか出てこない、その人だけを楽しめるライブ。 1人で、街裏ぴんくだけを、ずっと見る時間。 そんなの最高に決まってる。 その日は小雨だった。 本人もまた雨かよとツイートしてたので、以前も雨が降ったんだ、と思う。 開場時間が近づき、そろそろかと思い会場の入口に向かうと、人がたくさんいた。それはもう、色んなジャンルの人がいた。 この人達がみんな街裏ぴんくの独演会を見に来ているだって?嘘だろ?
大好きな芸人・ランジャタイ伊藤ちゃんの書籍、「激ヤバ」を手に入れてから、ゆっくりゆっくり読み進め、読み終わった。 最初に言っとくと、これはド深夜に書いているので後から見たら恥ずかしいようなことばかり書いてしまうかもしれない。でも言いたいことがたくさんある。 そもそも伊藤ちゃんの文章は定期的にネットに掲載されていたので、よく読んでいた。 だけど、不思議なことに読んだはずの文章も新鮮な香りがして、ずっと心がぷかぷかしていた。 伊藤ちゃん。あなたの文章、やっぱり好きだ。何度読
私が初めて「小林賢太郎(敬称略)」という存在を知ったのは、「小林賢太郎テレビ6」。 沼に落ちるきっかけだった。 当時は小4くらいだろうか。 昔から生粋のテレビっ子で、幼稚園からM-1のDVDで見て育った自分は普通にお笑いが好きだった。 でも、普段あまりBSのテレビは見ないし、放送時間が22:00〜ならもう寝ていてもおかしくなかった。 しかし当時は、金曜日。明日休みだー!というテンションと共に起きていたんだと思う。 何がきっかけか分からないが、両親がBSの番組を見始め
ランジャタイ。 ラーメンズ。 真空ジェシカ。 キュウ。 ヨネダ2000。 今だけじゃない、永遠に好きでいたい5組。 ランジャタイとの出会いは2017年M-1グランプリの敗者復活戦。 ラーメンズ、いや、小林賢太郎との出会いは2014年KKTV6。 真空ジェシカとキュウはネタパレ。 ヨネダは2021年M-1グランプリ敗者復活戦。 出会いは違えど大好きなコンビ達で、私にとってのアベンジャーズ。 たぶんこの人達は、「楽しい」と「面白い」が共存してる理想的なお笑いなんだと思う。
私はラーメンズとランジャタイが同じくらい好きだ。 また、Twitterを見ている限り、ラーメンズが好きな人はランジャタイも好きである傾向が強いように感じられる。 一見すると全く違うように見える2組に、なぜ同等の魅力を感じるのか。 一言で説明すると、この2組は表裏一体なんだと思う。 コントと漫才。 丁寧であり雑。 深くて浅い。 知的でバカ。 もはやこうなってくると、芸術だ。 注目すべきは、そのネタの内容である。 芸風としては、どちらも「シュール」に値するものだと思
諸橋近代美術館で、ダリの展覧会をやっているらしい。 行ってみると、平日なのに人がたくさんいて、少し窮屈だった。 皆、結構長い時間をかけて作品を見ていたが、絵を見ているのか横の解説を読んでいるのか私には分からなかった。 正直、作品の背景にはあまり興味が無いので、なんかいいじゃん、と軽い感覚で見ていた。長い時間歩き回るのも疲れるし、あまり長い時間をかけずに見る。綺麗だったらしばらく見とれる。横の解説を読むにも、題名くらいしか見ない。 そんな中、ある1つの作品に出会った。
2017年、12月。 昼過ぎ頃、M-1グランプリ敗者復活戦が始まるのを今か今かと待っていた。 長い前置きが終わり、ようやく1組目。 トップバッター、ランジャタイ。 それが、初めて見たランジャタイだった。 あまり覚えていないが、結果から言うと、とてもスベっていた。 彼らが登場し、センターマイクの前に立つ。 私は別に左の人の髪型が変だとは思わなかったし、女性だとも思わなかった。ただこんな漫才師がいるんだな〜くらいの軽い気持ちで見ていた。 そして冒頭。 「この、くそっ
はじめまして、宿と申します。 youtubeに上がっているものの中から、ラーメンズの好きなコントを厳選して勝手に評論しました。 全部で6つあるので暇な時にご覧下さい。 ①「不透明な会話」 これは第一印象がとてもよく、初見で最も笑ったラーメンズのコントです。 タイトル通り、2人が椅子に座って「会話」をしているだけなのにこんなに面白いのか…と圧巻。 私自身、どうでもいいことを議論することが好きなのでとてもハマりました。セリフを完コピしてしまうほど。 片桐さんが純粋でアホ