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素直

幼稚園年中さんの時に、大好きな先生と出会った。幼稚園が好きというよりは、その先生が好きで、毎日幼稚園に行くことがとても楽しみだった。

そして、その頃から将来の夢が幼稚園教諭になり大学も幼児教育学科に進学(結果、先生にはならず全く違うお仕事をしている)。4年間、たくさんの実習をしてきたので、たくさんの子どもと関わってきた。

そのたくさんの実習の中で毎回思うことは、良い意味でも悪い意味でも「子どもは素直だ。」ということ。嬉しいこと、悲しいこと、嫌なこと、辛いこと、、、全部を言葉だけでなく表情を使って表現している。

そんな子どもたちを見ていると、「あれ?いつから、気持ちを表現することが苦手になったんだろう?」と時々考えることがあった。

とっても嬉しいのに、「嬉しい」という淡々とした言葉でしか伝えられず、とっても悲しいのに、「大丈夫だよ」という言葉でしか伝えられない。

年を重ねるごとに、空気を読むことができるようになったけど、読まなくていい空気まで読んでしまうようになった。だから時々、天真爛漫な子どもたちを見ていると、羨ましいだけでなく、もっと素直に生きなきゃなって教えられる。

成長過程で得た、「自分をコントロールする」ことと、子どもの時の「素直に気持ちを表現する」を掛け合わせたら、人としてとても魅力的だと思う。

まだ、真っ白であたりまえがないフワフワな形をしている子どもから「人間性」とい面で教えられることは、経験豊富な大人よりもずっとあるかもしれない。

人間死ぬまで学び続けるとはこのことか~。と思った。



お話し変わるけど、この間「ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ」展に行ってきた。二人のことをよく知らなかったのに、二人の世界観というものをもの凄く感じて、愛とういう形のない見えないものが二人を包んでいるように見えた。とっても素敵な展示会だったな。

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終わり。

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