日常にこだわりを。

職場を変え、今の職場になって1年が経過。

少しずつ慣れてきて、あたり前に普通の日々を過ごしていました。

ふと、この普通の日々を少しだけ、ちょっとだけでいいから楽しくできないか。そんなことを考え、自分の好きなものを列挙し、日常のなかで少しだけ無理しない範囲で楽しめることはないか、、、

そこで行き着いたのが【牛乳】

牛乳を飲んだら背が大きくなる。という言葉を信じ、物心ついた時から義務教育を終えるまで、1日1リットルの牛乳を飲み続け、身長は伸びず、体重が増え続けた過去がありました。自分の体の変化に気づきながらも牛乳を飲み続けられたのは、牛乳が好きだったから。この気持ちに偽りはなく、大人になった今でも2日に1リットルは牛乳を飲むほどもう、あたりまえに牛乳はそばに居ました。

だからこそ、そのあたりまえの牛乳にこだわってみたら少しだけ毎日が楽しくなるかもしれない。しかも牛乳ならそんなにハードルは高くない。そんな軽いノリで牛乳を飲み比べ始める。この時は、こだわりの先にいる自分の姿を想像できなかった。

①よし。まずはいつも飲んでいる、お手頃な牛乳からだ！

うん。いつもの味。ありがとう、いつも僕の体を作ってくれて。いい意味で特に感動はしない、いつも飲んでいるから。だけど、ありがとうね。

②ちょっと気分良い時に買う、牛乳飲んでみっか。

あぁ、確かにおいしい、おいしい牛乳です。これは。①と比べて口に入れた時の重みが違う。こいもんね。うまいわ。うまい、うまい。うまいってちゃんと思える美味しさ。

③こだわりのはじめ。

※ドトールか、どこかのチェーンのカフェで使っている牛乳

もう、ここのレベルに来ると一口目に喜びで勝手に笑みが溢れます。本当に牛乳って1本毎違うんだと感動を覚えます。冷蔵庫をあけ、牛乳を入れる前に少し嬉しい気持ちになり、この牛乳に合うものはなんだろうと牛乳を起点に物事を考えるようになります。

④こだわりをつづけてみる。

取り上げてきた中で、個人的に一番美味しいと思ったのは、【きんたろう牛乳】でした。

⑤こだわりの先に

④を飲み続けて①に戻った時、確かに味の違いを明確に、言語化できるレベルで感じた自分に驚いたのと同時に、牛乳に対する自分の舌が肥えてしまったことへの一抹の不安も覚えました。こんな実験をする前には一度も舌が肥えるなんてそんなこと、疑問にも思わなかった。ただ純粋な好奇心でこだわりを続けてしまった。牛乳に賭ける費用は、今後も上がっていくことでしょう。けれど、実際に違いがわかってきてから、楽しさがあるんです。牛乳の違いを感じ取れてきてから、確かに小さいけれど、毎日が少しだけ楽しくなった。スーパーに行く前、スーパーで牛乳を見ている時どんな牛乳を買ってやろうかと考える時間が楽しい。そう考えると実験を始める前のなりたい自分になっている気がする。少しだけ、ほんの少しだけ自分の好きなものにこだわって日々を過ごしてみるとちょっとだけ毎日が楽しくなる。そんなことがこの実験でわかったような気がします。牛乳を引き続きこだわっていくか、それとも他に自分の好きなものをこだわっていくか、ほんの少しだけ人生を楽しんでみようと思います。

ちなみに次狙っている牛乳はこちら。

取り上げたものは、スーパーで全部買える牛乳なので、ぜひ興味のある方は、試してみてください。
ここにあげていない牛乳もいっぱい飲みました。

ありがとう、牛乳。