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続ける力

仕事がオンラインの上に乗って12ヶ月経った。自宅と会社を徒歩通勤、計算しやすくするためにざっくり300日としよう。

往復40分だから40×300=12,000分=200時間。200時間歩いたわけだ。そりゃ健康になる。

おかげで大阪市北区南部から中央区北部の天候四季、体感で知ってる。今朝は雨だったが、雨の様子もわかる。そこで気づいた。ぼくには続ける力がある。小学校4年生の時、先生から漢字書取り100文字と日記毎日を課題に出された。卒業までずっと続けた。担任の先生変わっても。

旭化成、バブル絶頂期、ぼくは広島にいて、中国五県をぐるぐる営業出張する日々だった。同期の誰それがヘッドハンティングされた、転職した・・・当時は一度入社した会社を途中で辞める、という文化がまだ日本には根付いていない頃で、「できるやつ」の称号でもあった。銀座や心斎橋を華やかに闊歩するAくん、Bくん・・・対して自分は地方の駅前真っ暗な道を歩いてる。ビジネスホテル目指して。ホテルの灯りは坂道の上だ。『ロング・アンド・ワインディング・ロード』ポール・マッカトニーの歌声が脳内に響き、それはなんとも寂しく、残念で、どことなく悔しい焦りがあった。その夜、棺桶みたいな小さなホテルのユニットバスに浸かりながら決めた。

「1日1冊ビジネス書読もう」

以来、会社を卒業するまで10年間続けた。独立してからは本を書くのに忙しく、1日1冊はなかなか読めなくなったが、あの当時の読書が基礎学力になってる。続ける力のおかげだ。

ぼくは人を見るとき、「続ける人か、どうか」で判断する。

趣味であれ、仕事の何かの分野であれ、続ける人は、信頼できる。

なぜなら、「続ける理由」はすぐに忘れるけれど、「続けない理由」は簡単に思いつくから。

1995年にメルマガを始め、以来、ブログ、Facebook、そして昨秋来このnoteと場所は変われど、発信は毎日やってる。noteはたぶんこれが170日連続投稿のはず。

トイレ掃除、植物の世話、ねこと遊ぶ、ウクレレ・・・なんでもいい、とにかく続けてみましょう。何かが生まれますよ。

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続けてるウクレレとバランスボールのおふたりです。

あ、あと、レトロな広告集めも続けてる。マーケティングの役に立つんだよね。

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