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「ゲンをかつぐ」と「カツラをつける」についての考察

ゲンをかつぐ人って、意外に多い。「自分の結婚式行くのに、乗ってる車がバックしたら(結婚)うまくいかなくなるから、必ず直進」とか。これ、実際にぼくの結婚式で親が当日朝言い出し、タクシー乗ったはいいけど、会場の前が駐車しづらく、かといって、運転手さんはそれを守らなきゃいけない、というので、四苦八苦し、結果、余計に時間がかかり、バタバタした。当時のぼくはゲンなんて迷信だと思っていたから「オカン、迷惑なこと言うなあ」と怒ってた。

まあ、他にも日常生活の中で、「靴は必ず右足から」とか、毎月1日は「お朔日参り」しなきゃ、と氏神さんにお参りに行く商売人は多い。「午前中に集金に来るなんて、わかってないなあ!! 朝出したら、ずっと出さなあかんようになるやん!」と怒られたりね。

「ゲンをかつぐ」のは心理的に良いと思う。なぜなら、「1日に氏神さん参りしたらうまくいく」と、自分を「上げる」心理的効果があるから。実際に氏神さまが商売の後押しや応援をしてくれるかどうかは別として、本人の振動数が上がる効果がある。

ロボット犬AIBO生みの親天外伺朗さんがこの本の中で「カツラをつけ始めると運気が下がる」とおっしゃっていて、なるほどなあ。

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理由はこうだ。「カツラをつける」ということは、「自分の否定」になる。だから(阪本的に翻訳すると)振動数が下がる。運気が下がる。

これも一理あると思うけど、でも、「ゲンをかつぐ」のと同じ理由で、「カツラをつける」ことで、振動数が上がるのであれば、むしろうまくいくんじゃないかなあ。同じく、エステにせよ、化粧にせよ、それで振動数が上がるのであれば、バンバンやればいいと思います。自分の否定なんて、仮にそうであったとしても、脳は直近の振動数に影響されるので、「否定」 → 「エステ」→「きれいになって嬉しい」の時系列であれば、「きれいになって嬉しい」→「振動数高まる」。だから結果オッケーなのだ。これでいいのだ。

ぼくはずっとメガネかけてたんだけど、コンタクトレンズにした。これって、「メガネをかけた自分の顔の否定」とも取れるんだけど、コンタクトにした途端、モテ始めた。運気が上がったのである。要は自分なんだ。自分が自分のメガネ顔より、メガネなし顔のほうがいい、と思っていた。だからコンタクトにしたらモテるに違いない、と脳にインプットした。振動数高まった。モテ始めたのだ。

この話からわかるのは、「運気を上げるのも下げるのもすべて自分」ということだ。他の誰でもない、自分が自分の振動数を上げれば運気が上がる。下げれば運気が下がる。つまり

運気とは、自分の振動数

なのだ。ちなみにぼくはカツラではありません。カツラといえば、かなり昔、ラスベガスで目の前歩いてるおじさんを突風が襲い、アタマから飛んで行ってしまった。おじさんあわてて追いかけるも風力強く追いつけない。その場にいたみんなでまるでバトンのようにキャッチを試みた。おじさんのカツラのおかげで、その場が不思議な連帯感で包まれました。

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