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夢の跡なんだよね。みんな。

人の死に出会うと、「得る」ということがまったく新しい意味を持つなあ。
お金、車、家、土地・・・
戦争というのは、突き詰めてみれば「土地の取りっこ」だ。

「そこ、ちょうだい」
「だめ!」
「ニャロメ!」

いま放映されている大河も、要するに、土地の取りっこで、大勢の人が犠牲になっている。

「所有」という考えは、現世的だ。

あっちには持っていけない。お金も、車も、家も、土地も。
人類は進化の中で、「所有」から「シェア」へとコンセプトチェンジしてきた。シェアハウス、シェアライド、ルームシェア、シェアオフィス・・・

サプライチェーンが世界中につながり、ネットでもつながりっぱなしということの本質は、「所有からシェアへ」。

そんな中、「土地欲しい」戦争というのは、時代遅れもいいところで、だからうまくいかない。

芭蕉『おくのほそ道』を開いてみる。

奥州藤原氏が、清衡(きよひら)、基衡(もとひら)、秀衡(ひでひら)と三代にわたって築いた栄華も、ひと眠りの昼寝で見る夢のように、はかなく消えた。
義経の武功も一瞬のこと。今や往時の戦場は草むらになっている。
その昔、杜甫の詠んだ詩そのままである。
「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」
阪本訳

そして芭蕉は、詠む。
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」

夢の跡なんだよね。みんな。
だから、物質的なものを得ようとするのではなく、JOY+WOW+LOVE and FUN(喜び+ワクワク+愛+楽しさ)の体験を求めよう。あらためて、そう思っています。

たまたまミーティングで立ち寄ったホテルラウンジ。向こうで結婚式をしていた。幸せのシェアをいただきました。ありがとうございます。

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