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できることは何もない 〜 ブランド・ジーン

「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」ということは主人公が気象予報士の歌だったのかと今頃気づいた阪本です。

気になるのは、2人のその後だ。

あのままお付き合いが続いて、めでたく結婚したとしても。

ぼくと同世代なので、会社はそろそろ退職しなきゃならない年齢である。

孫がいるかもしれない。

しかし。

実はこの2人、新幹線のブランド・ジーンに使われただけなのかもしれないのである。

ほら、おっさん、またわけのわからないことを言い始めました(笑)

生物学で古くから言われている命題がある。

「卵は、次の新しい卵を生み出すためにめんどりを利用する」

これが面白いのは、通常と主客が逆転していることだ。めんどりが卵を生むのではなく、卵が「自分のために」めんどりを利用して生まれる。

ブランドにこの考え方を当てはめてみよう。

「人間ではない何か」が自分のやりたいことをやるためにブランドを創造し、ブランドを利用する。そして、目的が達成されたら、ブランドから出て行く。出て行くと、ブランドは衰退する。

この、「人間ではない何か」がブランド・ジーンである。ブランド遺伝子。

新幹線は離れた恋人をドラマチックに出逢わせることで、「自分のありがたみ」をドヤリングした。そのために恋人たちを使った。当時はケータイもないから、余計に盛り上がった。

「離れた恋人を出逢わせる」のに、いまならZOOMで簡単に済む。

ジーンはわざわざ新幹線を使う必要なんて、ない。

つまり、「離れた恋人を出逢わせ、盛り上げる」のが好きなブランド・ジーンは、今年新幹線からZOOMへ乗り換えたのである。

もちろん、「遠隔地勤務のみんなを一箇所に集めて会議させる」ジーンも新幹線や飛行機からZOOMへと引っ越しした。

なので、商売、ビジネス、すべてすべてブランド・ジーンのなすがままであり、人間が何をやろうが関係ないのである。

繁盛するもしないもジーン次第。

「では、人間は何もやらなくていいの?」イエス。やらなくていいです。

努力してはいけないし、眉間をひそめて難しい顔してもいけない。

ただ、笑って楽しく過ごしていれば、それでいい。

ウソー!? ホントです。

JOYWOWはそうやってます(笑)

だって、遠距離恋愛のあの2人、やっと会えた瞬間、人生最高の幸せを感じていたはずで、「その後」はその後、別の話なんだから。
ブランド・ジーンのおかげで幸せになれた。

また日をあらためて、ブランド,ジーンについてはお話しますが、どうしても気になる人はこれ読んで(笑)

では、

May the Gene be with you!

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