素数はヤボだ
素数の夢を見た。なんでだろう。
横浜にいる。叔母が米寿のお祝い会するというので。
常宿ホテル、コロナ以来3年ぶり。
プール改装したというので、行ってみた。
YouTube旅ものでyoung girl(ねーちゃん)が夜、キャッキャ言いながら浮き輪で浮かんでたが、まあ、そんなもんだろう。本格的に泳ぐようなとこではない。そもそもBGMがディズニーアニメの曲大音量というのは(笑)
早々に退散したが、シャワーが温度調節できない水オンリーだったり、温かいお風呂も無いし、濡れた水着入れるビニール袋も用意されてない。「タオルはお一人様一枚まで」とケチくさい。
なんかこのホテル、いろいろ狭くやぼったくなったなあ。
夕食はカハラのOZIOへ出かけた。ここは初めて。
予約時間より早めにホテル着いてしまった。出迎えてくれたベルくんに話すと、「それでしたら、こちらでおくつろぎください」。奥へ通された。
バンケットルーム前。立派なソファが並んでる。
静か。
ハロウィンの飾りつけなどを楽しんでいると、ピアノの音色が。まさかぼくたちへの配慮かと感動していたら、どうも曲が違う。良く聴くと、長渕剛「とんぼ」。なんで、いま、ここで、とんぼ?
見ると、別のゲストが勝手に弾いてる。
やがて時間になった。
OZIO、最上級の笑顔で出迎えていただいた。
店は劇場、客席は舞台。
スタッフの皆さんはキャスト。
お料理は演劇。
その全てが素晴らしい。
ヴーヴ・クリコ、ボトルでお願いした。スタッフのKさんが席で開栓してくれたが、ポン!の音を立てない。開栓ポン音は、この店では下品なのだ。
出る料理全てが感動で、大満足でした。
また来週も来たくなる、そんな体験。
心からのお礼を伝え、出た。
ここまで書いて、わかった。
素数は、1と本人以外では割れない。
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17……
奇数と素数は違う。
9は奇数だが、3で割れる。
ホテル着いてからずっと体験しつづけた「狭さ」「やぼったさ」は、そう、素数なのだ。
狭く、自分たちのルールをゲストに押し付け、それ以外は受け付けない。
そういえば、行きの新幹線、スマホアプリで2人分予約、自動改札通ろうとするとブー❗️された。
結局、みどりの窓口に並んで、紙のきっぷを受け取らねばならなかった。理由はICカードがどーのこーのと聞いたが、素数なのだこれも。そんな、そちら側のルール、知らんぜオレは。
これに対し、OZIOは、いかようにでも変幻自在。割り切れないものを割って差し上げましょう。
日本はサービス大国だと思ってた。
衰えた。
特に横浜はロクなホテルがない。
次は、カハラに泊まろうと思います。
このテーブルランプ、素敵でしょ。
正面にカハラのロゴマークが入ってます。
今日のカバー写真はデザートのスウィーツたち。