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グリーンファーム2022募集馬(2021年産)AI馬体診断

2021年産の一口クラブ募集馬AI馬体診断の第14弾として、グリーンファーム愛馬会の馬体診断結果を紹介する。

全20頭の募集で、平均スコアは0.57満点評価1頭と、社台系以外としてはここまでで最も高い平均スコアを出した。とは言いながらこのクラブは半分弱ほど社台ファーム生産馬がいるので、非社台扱いしていいのか良くわからないが。
牡馬が10頭で平均スコア0.52、牝馬が10頭で平均0.62と、牝馬のスコアのほうが牡馬より高いものの、いずれも高レベルのスコアとなっている。
この世代の目玉と言えるアンデスクイーンの21は0.88と高評価を得た一方、他の高額募集馬はナスノシベリウスの21が0.48、プランタンビジューの21が0.57と、平均前後ではあるが高スコアとは言えず、募集金額と診断スコアに明らかに相関があると言えるほどではない。なお、満点評価となったファビュラスセンスの21は、上記3頭に次ぐ4番目の高額募集馬である。

グリーンファームの2019年産のAI馬体診断結果と現在までの競争成績を比較して検証してみる。
2019年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、一般公開したのはスコア0.70以上の診断結果となったものだけとしていた。グリーンファームからの該当馬である以下6頭の競争成績(2022/08/07現在、中央のみ)を見ると、
・1.00 ナウヴィクトリア(現役:1戦0勝 [0-0-0-1])
・1.00 ムーンリットナイト(現役:9戦1勝 [1-0-1-7])
・0.98 ローズパレード(現役:4戦0勝 [0-0-0-4])
・0.92 ウィズザタイムズ(現役:10戦0勝 [0-0-0-10])
・0.89 シェンフォン(現役:8戦0勝 [0-0-3-5])
・0.76 ベルポエジー(未出走引退)
となっている。
ここまで18頭中3頭が勝ち上がっているこの世代で、上位評価6頭中1頭のみの勝ち上がりということで平均と同じというのはちょっと物足りない。募集価格の比較的安い馬から満点評価が2頭出て、そのうち1頭が勝ち上がれたということだけでは満足な結果とは言えないだろう。また、この世代の最高獲得賞金馬であるスウィートプロミス(7戦2勝 [2-0-0-5])の評価は0.22と低く、この点からもこの世代の評価が今一つという結果と言える。(ちなみにこの記事のタイトル写真は、たまたま行っていたスウィートプロミスの新馬戦でのもの。)


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