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大樹レーシングクラブ 2023募集馬(2022年産)AI馬体診断

(2023/12/03: 追加募集の1頭の評価を追加。本文は修正なし。)

2022年産の一口クラブ1歳募集馬のAI馬体診断の第14弾として、大樹レーシングクラブの募集馬の診断結果を公開する。

全15頭の募集で平均スコアは0.17と、これまでに行った馬体診断の中でもかなり低い平均値となった。
募集金額とスコアとの相関を見ると、最高募集額である3000万円の4頭( クラウンアゲンの22、スノーサミットの22、 タイキキララの22、アッシュベリーの22)は、それぞれ0.03, 0.00, 0.00, 0.05と募集馬の中でもとりわけ低い診断スコアが並んだ。反対に診断スコア最高値のエヴェリーナの22は募集額1200万円と、比較的金額の低い馬から選ばれている。

2023/12/03 追加募集馬の評価を追加

大樹レーシングクラブの2020年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみる。
2020年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコア0.50以上の評価を得ていた3頭の中央在籍時の競走成績(2023/08/04現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・0.98 アースビート(現役:5戦1勝 [1-0-0-4])
・0.78 ラピッドベル(現役:7戦0勝 [0-3-0-4])
・0.59 ディクレアブルーム(現役:4戦1勝 [1-0-1-2])

ここまで大樹RCのこの世代で馬体診断を行った募集馬は10頭で、そのうち半数の5頭が勝ち上がっている。一方で上記の高評価組は3頭のうち2頭が勝ち上がっていて、未勝利のラピッドベルも2着が3回と勝ち上がりまであと一歩というレベルであることから、世代平均よりも良い成績を残せていると言えるだろう。ただし、勝ち上がった5頭も現在のところ全て1勝クラスどまりであり、大きく活躍していると言える状況ではないため、診断結果の良し悪しを語れるような対象ではないようにも思える。

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