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大樹レーシングクラブ2024募集馬(2023年産)AI馬体診断

2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第15弾として、大樹レーシングクラブの診断結果を公開する。
大樹レーシングは全10頭の募集で、診断スコアの平均は0.24と社台・ノーザン系のクラブ以外でもやや低めの結果となった。

高額募集馬のスコアを見ていくと、最高募集額はネフェルティティの23の募集総額5000万円で、診断スコアは0.19とクラブの平均も下回る低めのスコアとなった。次いでタイキキララの23が3500万円の募集で、これがスコア0.59でこの世代の最高評価である。
2番目の高額募集馬が最高評価ではあるが、全体的に高いスコアではないこともあり募集額とスコアとの相関としては何とも言い難い。

大樹レーシングクラブ2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアが0.70以上であった3頭の競走成績(2024/08/18現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・1.00 タイキヴァンクール(現役:8戦2勝 [2-1-1-4])
・1.00 タイキエルキーオ(現役:6戦1勝 [1-0-0-5])
・0.78 タイキジパング(現役:4戦0勝 [0-0-0-4])

ここまで大樹のこの世代では、勝ち上がったのは全募集馬13頭中3頭で、勝ち上がり率は23.1%となっている。一方で上記の高評価組は3頭中2頭が勝ち上がり、特に満点評価となった2頭は(1頭は地方交流競走での勝ち上がりとは言え)どちらも勝ち上がることができたのは大きい。もう1頭の勝ち上がり馬であるヴェラリーシャも、スコア0.53と平均を上回る評価をされていたのも良い。
また、大樹のこの世代の出世頭である2勝馬のタイキヴァンクールは上記の通り満点評価をされており、その点でも文句のない馬体診断であったと言えるのではなかろうか。

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