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猫初心者でも多頭飼いできる⁉~良かったことと大変だったこと~

こんにちは、きじくろです。
2匹の保護猫兄弟と暮らしている猫初心者です。

猫の多頭飼いといえば、猫同士がじゃれ合ったり、くっついて寝ていたり、とにかくかわいいの相乗効果で誰もが癒されるシチュエーションだと思います。ですがその裏には多頭ならではの苦労もちらほら…。

こちらでも書いた通り、わが家では初めての猫でありながら多頭飼いという選択肢を取りました。今回はいざ暮らしてみて分かった、多頭飼いで良かったこと・大変だったことをお伝えできればと思います。

多頭飼いの前に

まず大切なのは住居が多頭飼育可能かどうかということ。私が住んでいる賃貸マンションの場合、偶然にも猫は2匹までOKとなっていました。引っ越し先を探している最中はそもそも猫可物件の少なさに苦労していたのですが、いざ見てみると<猫は1匹まで>といった制限付きの場合も多いようです。

また、先住猫がいる場合は後から迎える猫との相性が課題というのは良く目にするかと思います。性格を始めとして性別、年齢などによって相性が良い・悪いはあるようで、もちろん個体差もあるのですが、将来の多頭飼いを希望していた私としてはこの辺りのハードルが高そうだなと感じていました。なお保護猫を迎える場合はトライアル期間(※)が設けてあることが多く、これは猫同士の相性を見るためにもおすすめの制度となっています。
※正式譲渡の前に家へお迎えし、猫が環境に馴染めるかなどを見る期間。

多頭飼いで良かったこと

これは言うまでもなくとにかくかわいい!癒される!!
1匹だけでもあのかわいさ、それが2匹になったら倍以上の癒し効果は間違いなし。くっついてお互いをグルーミングしてる姿を見ていると、もうそれだけで日頃の疲れも吹き飛んでしまいそうなくらいですね。

もちろん多頭飼いで良かったことはかわいさだけではありません。猫初心者にとって助かる点もあったので、それも踏まえつつメリットと感じた部分を挙げてみます。

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・体調の良し悪しが比較して分かりやすい
というのも、初めて猫と暮らすとデフォルトの状態が分からないんですよね。ちょっと様子が違うかもしれないけどどこまでがOKライン?というのを判断するのに、もう1匹の様子を参考にできるのはとても良かったです。特にトイレ周りなどは実際に暮らしてみないと知り得ない部分なので、猫初心者における多頭飼いのメリットとして一番のポイントだと感じています。

・お互いで遊んでくれる
これは猫初心者というより、飼い主側の都合によるかもしれません。わが家で2匹をお迎えした際は夫婦そろってフルタイム勤務で、それでも毎日遊ぶ時間は設けていましたがさすがに長時間は難しく…。子猫の頃は特に遊び盛りなので物足りないかも…?と申し訳なさを感じることもあったのですが、その後に2人で走り回っていたりするので助かりました。普段からも猫同士でじゃれあっているので、飼い主以外の遊び相手がいるのはストレス発散の面でも良いと思っています。

・飼い主に依存しすぎない
上記に関連するのですが、猫同士で遊んだり寝ていたりするのでわりと猫だけの生活が成り立っているように感じました。そのせいか飼い主に対して過度に甘えてくることもなく、日ごろの留守番なども落ち着いて過ごせているように思います。こちらとしても猫の全ての要求に応えるわけにもいかないので、ある程度の距離感を保てているのはお互いのためにもなっている気がしています。

多頭飼いで大変だったこと

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・食事やトイレの管理が難しい
食事の場合、通常時はそこまで問題ないのですが薬を与えたりフードの種類を変える必要が出てきたりすると少し大変かなと思います。わが家では黒猫がエコー検査を行う際、当日の朝は食事抜きというのが多かったのでキジトラだけ別室で与えるなどしていました。「どうして自分だけもらえないんだ」と言わんばかりに訴える声を鬼の心で耐える必要もあります…笑
トイレの場合は単純に「どちらの物かが分からない」という問題がありました。その他の様子で分かることもありますが、判断が付かない場合はまとめて病院へ連れて行くなどの選択肢もあるかもしれません。

・非常時の費用、対応など
フード代などはあまり変わりないなと感じていますが、体調を崩して病院で診てもらう場合、ましてや2匹同時にかかってしまうと費用もどんと増えます。過去に2匹が同じタイミングで具合を悪くしてしまったことがあったのですが、その時は数日間点滴に通う必要があり、仕事帰りに1人で2匹のキャリーバッグを抱えて病院へと歩いたこともありました。そういった対応の負担は頭数が増えるほど高くなるものと思います。

・将来の相性や介護について
まだ先の(+可能性の)話になりますが、まずは猫同士の相性について。一度は大丈夫と思った仲でも、ふとしたきっかけでお互いに唸りあうようになってしまう場合があるようです。特にわが家の2匹はオス同士。縄張り意識が生じてお互いを敵と見なしてしまったらどうするか。生活スペースを分けるなどの対応はできるかどうか…。また、猫も介護が必要になる場合があります。兄弟猫であれば同じように年をとっていくため、一番大変な時が被ってしまう可能性も。未来の話とはいえ、考えるべきことは少なくありません。

多頭飼いの場合、どちらかというと「1匹でも大変だけど、2匹以上だともっと大変」ということが多いように思います。体調管理やそれらの対応、費用の工面が代表的ではありますが、仲が悪くなってしまった時にどうするかなどは多頭ならではの課題です。経済面はもちろんのこと、頭数に応じた生活スペースを確保できるかというのも、多頭飼いを始める際に重要なポイントだと思います。

それでもやっぱり猫団子は良い

わが家の猫は兄弟ですが、毛色が違えば性格も違うため、その差がまた面白かったりもして毎日見ていて飽きません。多頭が故に大変なことがあるのはもちろんですが、その苦労が2倍かというと個人的には1.5倍くらいかな…?と思います。なによりそれ以上の楽しさと癒しを与えてくれる存在に、猫生活3年目となった今も後悔したことはありません。

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もし多頭飼いが選択肢にあって、かつ初めて猫を迎える場合であればぜひ前向きに検討して欲しいと思います。それが猫にとっても人にとっても良い結果に、そして幸せな毎日へとつながることを願っています。

おしまい。

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