見出し画像

知識とは

▼人の能力を分解すると「知識」「スキル」「経験」となります
その中で今回は「知識」について掘り下げていきたいと考えています。知識とは「ある事について知ること、またその知り得た内容」であります。Wikipedeliaでは「認識によって得られた成果、あるいは人間や物事について抱いている考えや技能のことである」となっています。
ブリタニカ国際辞典では「広義には知るといわれる人間のすべての活動と特にその内容をいい、狭義には原因の把握に基づく確実な認識をいう。ある特定の主体についてのこのような知識がさらに概念的に規定され、論理的/体系的に組織されたものが学問である。知識の正しさへの反省/批判/真理性の規準への探究は哲学の中心問題の一つであり、存在と認識との関係などをめぐって観念論/実在論など多くの議論がある。社会学の分野では,知識社会学が知識を社会的機能の面からとらえる試みがなされている」と難しくかかれています。まあ要するにちゃんと理解して、知っていることですね。

▼知識には「ストック知識」と「フロー知識」があります
一般的な人がなぜ日経新聞を継続的に楽しんで読めないのか?を考えてみました。日経新聞 の記事とは「政治学」「法学」「経営学」「経済学」を中心に書かれていることが多いです。一方で、それを読む人が大学で上記4学問をきちんと学んでいるかどうかがキーポイントとなります。4年間真面目に勉強した場合、授業+宿題+レポート等で数千時間人によっては1万時間の学習時間があり、ストック知識として十分な知識を装着できています。その上でフロー(日々流れ変わりゆく)知識を理解するようになるため、すっと頭の中に入っていきます。一方でそれ以外の学問を学んできた場合には、ベースとなるストック知識がないため理解するのに苦労します。結果として楽しんで読めずに、途中で辞めてしまうことが多いです。

▼ではどうしたら「ストック知識」をつけられるのか?
それには①読書②資格③実践が挙げられます。
まず①読書が一番取り組みやすいですし、特定分野を学ぶために5〜10冊程度同じ内容を読めば理解ができます。ストック知識がある人がわかりやすくまとめて表現してくれていて理解しやすく、何より安くて時間がかからないので一番おすすめの手法となります。
次に②資格があります。たとえば中小企業の経営を網羅的に学ぼうとすれば「中小企業診断士」がありますし、法務「ビジネス法務検定」財務・会計「簿記」などを取得し、そのための勉強をすれば体系的に理解ができます。難易度の高い資格に挑む場合は専門学校に通う必要があり、お金も時間もそれなりにかかりますが、大学に入り直すよりはリーズナブルです。
最後に③実践があります。実務で近しい仕事をしていない場合には、たとえば株式投資を通して自らのお金を原資として実践しながら周辺の事柄を理解していくといいでしょう。一番効率的ながら大きなリスクも伴いますので、自らの判断でやる・やらないはご判断くださいませ。

▼知識をつけるためにはそれなりの投資が必要となります
お金を投資するのか、時間を投資するのか、それによってどのようなリターンを期待するのか、しっかりとROIを考えながら選択してみてください。

・自分はどのような知識をつけたいのか、その理由は何か
・その知識をつけるためにどのようなリソースを準備できるか
・知識をつけた結果、得たいものは何か(純粋に知りたいだけでもいい)


このようなことを考えながら、自らの知識装着をしていくといいです。ちなみに私は理系でしたので、①読書を数百冊することによりストック知識をつけました。いまでは日経新聞を読むことが漫画を読むことと同じくらい楽しくなりました!笑 ご参考までに。