タマリバタケで学んだ"組織"について〜その6〜

6)木は根同士で会話している。
木はコミュニケーションをしている。根っこ同士で横にいる植物たちで会話しているらしいのだ。もちろんしゃべるわけではない。菌類がその媒介となっているらしい。ドイツの植物学者が森の生態系を語る本で読んだのが、木は根が頭脳であり、根同士で会話をしているということ。たとえ幹が朽ちてしまい、葉から栄養分が取れなくなってしまうと絶えてしまいそうな木は、実は根同士で会話をしており、根から根に栄養を与えるとのことだった。ちょうど、そんな時にNHKのNHKスペシャルで、超進化論シリーズとして「植物」が特集されていた。その内容がめちゃくちゃ面白かったので、以下に記載したい。
超進化論:植物の偉大さ  
・植物は動物と変わらないくらい感じている。
・虫に食われたときに、物質を出して周囲に危険を知らせたり、毒物を生成したりする。  
・1日3回ふれた植物は、ふれなかった植物より成長しなかった。
・植物は、コミュニケーションする。  
・20以上のセンサーがある。匂い、重力、感じ取る。  
・森のなかで、ある木だけが、虫によく食われる。 虫に食われた葉っぱは、周辺に危険を伝える。毒系の物質を発出。  
・琵琶湖ほとりの最大のてんとう虫は、まぜ小さなヤナギルリハムシという幼虫を見つけられるのか? それは、植物が虫に食べられていることを、てんとう虫に知らせているから。 ボディガードを呼ぶような事例は、130以上見つかっている。  
・5億年前の地球は、不毛の大地。白亜紀を超えて生物種の爆発が起きた。  その理由は、「花」が花粉を生み出し、虫が運ぶようになってから。  
・花が明るくなり競うように綺麗になることで、虫を呼び寄せた。 虫もそれに呼応して、進化した。それを、「共進化」と呼ぶ。  
・植物のコミュニケーションは、物資を発することで、伝えている。  
・ジャスティンカースト 。植物の80%は、菌糸とっつながっている。じつは、菌類が土から栄養分を集め、根に栄養を。 根からは光合成で得た栄養を菌類に与えている。  
・タミルクライン 。マツとカシの木。松を黒布で覆い、一方は菌類が通るように、もうひとつのカシには菌類は通るように。光合成だけではなく土中で弱気を助けるネットワークがある。 例えば、巨木に覆われた森の幼木は、日はあたらないが、根の菌類でやりとりをしている。落葉樹と針葉樹も、葉があるときとないときでやりとり。 競争ではなく協力関係をきずきエコシステムをつくる。

ここから学べるのは、大企業やスタートアップも同じようなものなのではないか?ということだ。大企業だけが搾取してもダメ出し、スタートアップを支援するようなカタチで大企業がいたりする。そういった共生関係にどのようにすればなれるのか。何をどう設計すれば、根っこネットワークや菌類のような動きになるのかを探求していきたい。

タマリバタケ:



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