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「定年退職後、『おとうさん』~週刊ほっこり話⑭~」

今日のテーマは、「おとうさん」です。
 
今日のテーマ「おとうさん」ですが、
数少ない思い出が浮かんだので、書いてみます。
 
厳しくて、怖くて、話すのもいやだった「おとうさん」でした。
私の父は、59才、定年退職を目前に、逝ってしまいました。
今、父の死んだ歳を越えて、私は、父の見たことにない世界を見ています。
 
ずっと昔、大阪万博がありました。「そんなの興味ない」と嫌がる私を無理やり、当時、中古で買ったボロの軽自動車に乗せて、数百キロの道のりを、なんと日帰りで、見学に連れて行ってくれました。
今となっては、長蛇の列に並んで見た月の石は、大事な思い出になっています。
 
最後の入院生活の時、見舞いに行くと、「仕事は、順調か?」「早く帰って、子どもと遊んでやれ」などと、いつも言う「おとうさん」でした。
 
厳しく、しつけてくれた「おとうさん」は、本当は、愛情の裏返しだったのかと、
思い出す今日この頃です。
 
読者の皆さんの「おとうさん」は、どんなおとうさんだったのでしょうか?
聞いてみたい気がします。
 
私は、幸せにも定年退職まで働き、少し仕事もいただきながら、好きな旅行、音楽、エンタメなど、楽しんでいます。
 
今後は、長生きして、「おとうさん」の見たことのない景色を見ることが、親孝行と思い、
生きていきたいと思います。

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