東大出だけが優秀な人材か。


霞が関「東大卒」10年で半減
「キャリア官僚」合格、200人割れ 働き方改革の遅れ響く

https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ba=1&ng=DGKKZO71748490Y3A600C2PD0000&scode=4755

>人事院は8日、2023年度春に実施した国家公務員総合職試験の合格者を発表した。合格者数は2027人で倍率は7.1倍だった。大学別にみると東大出身は193人で過去最も少なかった。この10年で半分以下となり初めて200人を割った。

>出身大別では京大(118人)、北大(97人)が東大に続いた。海外の大学5校から6人が合格した。東大出身者は15年度の春試験では合格者の26%を占めていた。23年度でその比率は9.5%に下がった。

>人事院は21年度に学生を対象に意識調査を実施した。国家公務員を選ばなかった理由では76%が「採用試験の勉強や準備が大変」をあげた。55%の人が「超過勤務や深夜・早朝に及ぶ勤務が多そう」と答えた。

>東大出身者の減少傾向について人事院は「人材の多様化が進んだ結果だ」と話す。「これまで多くを輩出してきた国立大の合格者減少は、学生全体で公務員離れが進んでいるとも分析できる」とも指摘する。


いや、何が問題なの?世にいうダイバーシティ上、まことに結構な話ではないですか。

東大卒=最優秀という意識が未だに日経にも多いようです。
確かに東大出の官僚さんは頭がいい、そして忍耐力がある。クソつまらない官僚作文を平気で延々と読み込むことができて、それをきちんと理解することができます。ぼくには到底できない芸当です。
前例踏襲の行政を回すマシーンとしての東大出の官僚は優れているものの、コンセプトや新しい概念を導入するのに向いているかというと疑問でしょう。無論そういう方も多々存じていますが、ぼくと付き合うぐらいだから少数派です。

それほど優れているならば、例えば何でMRJが失敗し、日本の航空機メーカーの統廃合すら指導できなかったのか。

これだけ社会保障費や医療費が高騰しているのに、既に他国では使っていない冷湿布を廃止できないのか。ぼくは10年ぐらい前にパリで肋を痛めて、病院にいったのですがこういう急性の炎症ですら湿布は使いません。コルセット巻いて、イブプロフェンを処方です。
まして慢性痛に湿布は効きません。患部を冷やして血流を悪くするから慢性炎症には逆効果です。ところがジジババ向けに医者はいくらでも処方をだす。同様に首や腰の牽引も有害ですが、これまた止められない。官僚が優秀ならばこういう無駄どころか害悪だけのものを排除できたでしょう。

無論政治の利権もあるでしょう。ですが、政治家のセンセイ方にレクをしてうまく「騙して」政策を誘導するのが官僚の仕事の醍醐味でしょう。

以前も政府の委員を歴任してきた某大学院の教授氏もこの10年で若い官僚の質が劇的に低下したと述べていました。

ですが現状の物事の前例踏襲だけを是とし、それにあった人材を取るのをやめるべきだと思います。もっと蛮勇のある野武士、山賊みたいなタイプを採用しないと、有効な政策も打ち出せなくなって尻すぼみになっていくかと思います。


ベンチャー企業やうだつが上がらなかったが、いつの間にかのしてきた企業に、東大出が入ってくると大企業病の黄色信号と
いわれたものです。そういう観点からも波風立てるような、タイプを採用すべきです。

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