とにかく走っているよ
バカみたいにやりたいことを詰め込んで、
てんてこ舞いの日々を送っている。でもそれは、自分がやりたいことなのでがんばれている。
去年の今頃、画家だった伯母が死んだ。
生まれた時から伯母というには近い関係で育ち、お絵かき教室に通い、大きくなったらアトリエに通い、そのうちモデルのバイトをし、私は絵描き以外の将来を想像したこともない人間に育った。
伯母のことは、いつも批判的な目で見ていたが、画家としてはなかなかやるもんだとも思っていた。
93歳だった。
もうちょっと絵描きとして成功した私を見せるつもりだったけど、亡くなった時の私は、まさにこれから新しいチャレンジに!という段階で、おいおい、ちょっと待てよ、と思った。
1年、アトリエの片付けを家族でやって、それはそれは大変だったけど、それも終わりが見えて来た。
そんな中、父まで亡くなった。
おいおい、お父さん、今から羽ばたくところを見せられると思っていたのに!
父のことは別に改めて書きたいけれど、とにかく、そんな怒涛のサヨナラがあって、だからこそなのか、今年はめちゃくちゃ詰め込んで走っている。
とりあえず上半期のゴールは、今月末から始まる個展。それまでは、走りきってみせるから、まあ、上から見ててちょうだいよ。
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