絵と向き合う 今の私と向き合う
「ある夜の出来事」
と題した4枚の連作(響宴・エスケープ・束の間の休息・夜明け)を描きました。
1枚が畳より大きい水彩画です。
夕暮れから明け方へ、120人ぐらいの登場人物(人じゃない存在も含めて)が、それぞれ“そこ”にいます。
制作する前に、父が亡くなりました。死を目の当たりにして、まだ消化されていない悲しみや喪失感を持ちつつも、生き物として自然と受け止めている自分がいます。
だから『死』は描きたかった。
それから『生きること』と『新しい命』や『夜明け』に繋がる希望。
コロナ禍のジリジリ締めつけるような不安感。不穏な社会。同調圧力からの脱走。弱者と呼ばれる存在。喧騒からの避難。休息。新しい1日の始まり。
絵を描くことは私にとって深い静かなところへ自分を導いてくれる浄罪のような行為。現在の自分が生きている世界とは別の世界がパラレルで存在している気配を感じながら、日々の喧騒から逃れているのは私。
さて、作者の戯言はここまでにして、どうぞご覧くださいませ。
響宴
エスケープ
束の間の休息
夜明け
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