シブラク!渋らく!しぶらく!5周年おめでとう
友人に誘われて、渋谷らくごに今年の8月から通い始めました。その頃は、寄席がスキで、ゆる〜い時間が流れている雰囲気が心地よかったんです。だから、渋谷で落語を聴くのは、ワタシにはちょっと…って思ってました。
友人は、寄席にも行くし、西でも東でも雨が降ろうと槍が降ろうとも、落語ならどこへでも出向くワタシの師匠。それも誘ってもらったのが、チケットの取れない神田松之丞!だったので、行ってみたら素晴らしかった。
「落語は、フラッと寄席で呑気に聴くのが、ワタシには合ってる。」っていうバイアスが外れました。浅はかだったワタシの、落語の世界を広げてくれた友人に感謝だし、渋らくにもお礼を言いたい。
それからは毎月、渋らくに通っている。11月は、渋らく5周年で、立ち上げ時に1年間ずっと出ていた春風亭一之輔師の会に行ってきました。演目は味噌蔵。大入満員。
味噌蔵を営む、赤螺屋(あかにしや)ケチ兵衛という旦那の、極端なケチ具合が、番頭さんや奉公人を苦しめて、どんどん可笑しな展開になっていく。よく考えたら、「おしん」のような辛い世界のはずが、落語は辛ければ辛いほど笑える。旦那が留守の時に、番頭さんが、好物の話を爆発させるところは、一之輔さんならではw
トンカツじゃなくて、カツ煮ってw
浪曲の玉川奈々福さんもサイコーだった。金魚が主役の新作で、ジャパニーズファインディングニモな浪曲!
また聴きにいきたい人が、渋らくで増えた!
柳家小はぜさんも、すんげー気になる!立川寸志さんの噺家人生にも興味が湧いた。
「渋谷らくご」11/9(土) 17:00-19:00 柳家小はぜ-蔵前駕籠
立川寸志-将軍の賽
玉川奈々福/沢村美舟-金魚夢幻
春風亭一之輔-味噌蔵
thank you!サンキュータツオ!
この方なくして、渋らくはここまで続いていなかったんじゃないかな。っと経験浅いワタシでも、そう思わせる存在。
落語への造詣の深さはもちろんだけど、芸人でもあり、日本語教師でもあるサンキュータツオさんは、書籍も読み、ラジオも聴くようになりました。
トークショーで木村万里さんが、次の新しい友だちを誘うコトが、落語をスキになった人へのお願いであり、恩返しだとおっしゃったのが、とても印象的でした。
落語も、出会いも、時には人生も
「委ねてみる」って思わぬ世界が広がるものだ。
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