見出し画像

【大河ドラマ】鎌倉殿の13人 第5回「兄との約束」感想

前回感想は下記からどうぞ。

冒頭は先週の続きで山木・堤館への討ち入り。
ここで先週は「堤信遠も討ってしまってはいかがでしょうか」と言っていた義時がいざとなると信遠にとどめを刺すことができない描写はとても良かった。
戦争映画なんかでも定番のシチュエーションではありますが、敢えてそれをNHK大河でやるのが良い。
いつでも、どんなことでも「言うは易し。行うは難し」である。

そして今回大事な話は頼朝自身が「戦より大事なこと」と語った「土地の分配」の話が出たことでしょう。これは後に守護と地頭の任命、つまりは鎌倉幕府の基礎となる「御恩と奉公」に繋がるわけですね。
これを天皇、朝廷を介さずに頼朝が行うことが画期的。当初は反逆者の組織として一時的なものと考えていたのかもしれませんが、後に後白河院に公認されることになります。

Amazon co jp - 注文番号 249-6600024-0867857

頼朝の挙兵は以仁王の令旨に応じたものとは言い難いのですが、挙兵してからは関東支配の正当化に用い、旗に括りつけて自軍のシンボルにしたりとフル活用。

画像2

そして「13人」の1人でもある梶原景時が初登場。
石橋山の戦いで頼朝軍を退けても慢心しないという態度で初回から視聴者にただ者ではないことを見せつける。
コメディ風味のある北条一家とは別作品の登場人物であるかのよう違和感が、後に幕府内で浮き上がる説得力を持たせると思います。

大河ではどういう展開で頼朝の実力を認め、臣下に加わるのか。
ド定番の洞窟の話はあるのか楽しみにしたいところ。
そして中村獅童という俳優にオーラがある。

そして前回感想でも触れた話ですが、頼朝以外にも「源氏の棟梁」を名乗って武田信義が挙兵したという話がありました。
石橋山で敗れたことで時政・義時親子が援軍を求めに行くことに。
次回では「源氏の棟梁」武田信義が初登場となりそうです。
木曾義仲は次々回ぐらいに本格参戦かな?

去年の連載記事の第6回ですが、今も根強く読まれております。
予習にどうぞ。

主要人物で初の死者は北条宗時。

画像3

片岡愛之助が5話で退場とは贅沢な起用。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?