物語の向こう側~読み聞かせの真髄

小学校で読み聞かせのボランティア活動をする私のたいせつな思い

https://stand.fm/channels/601fc64085b142d0d859ff7a

stand.fmにて、朗読配信をしています。日本朗読協会という団体の会員である以上、朗読についての探求はずっとずっと、続いていくのです。しかしながら、いまいち朗読の技術と、読み聞かせとの間に何か、晴れ渡らない問題が色々あるように思えてならないことを、これからひとつずつ、こちらで解決させていくことにしました。


3月からはじめること

3月19日に、日頃ボランティア訪問させていただいている小学校の卒業式がありました。晴れた日で良かった。私は参加しませんでしたが、このご時世華やかに見送りということも難しかったでしょう。先生方、ご父兄皆様も一生懸命工夫されて、心温まる卒業式になったに違いありません。

さて、ボランティア員としては、今からが4月準備のときと言えます。4月から開始なのか、入学式を終えて学内が落ち着いてからなのか、そのあたりは分かりませんが、いつでも活動できるような準備を何となく始めておくと概ねスムーズに事が運びます。では何をしたらいいのでしょう…以下、私の準備体操スケジュールを書いてみます

1.1年生~6年生まで使えそうな題材の本をピックアップしておく

これは必須です。ではどの年齢を基準に考えるか、ということなんですが、出来ることなら、私は「先生にむけて」読むものを選びます。まあ、何でもいいのですが新しいクラスの空気は、まず、先生から。というのが私の持論で、先生には楽しく教員のお仕事をしてもらいたい。なので気分を新たに頑張れるような本であれば何でもいいかなと思います。

2.学校、そして一緒に活動するボランティアの方、図書館司書の先生との打ち合わせをする

最近は、図書館司書の先生が朗読を受け持つことがおありなのだとか。確かに本のスペシャリストではありますが、読み聞かせるスペシャリストではないかもしれませんので、受け持たれた先生は大変だなぁと思います。まず私が訪問する小学校は、読み聞かせの時間を授業1時間分、スケジュール調整をしていただくのです。つまり授業が1時間分減るんです。担任の先生方も教科書や行事などの管理もお忙しいことからボランティア側から学校へ何か要望をする、ということは基本ありません。しかし、この恵まれた環境で、私たちは精一杯の読書推進活動をいたします。つまり

「本は、楽しい」

と児童に思ってもらう、ことが大前提となります。お話が嫌いな子を一人たりとも出すわけにはいかない使命があります。そのために学校や司書の先生にお許しを頂くことが概ね2つあります。

一つ目は『図書館、図書室の本を読み聞かせしない

もう一つは『学習教材や教科書に則ったお話は使わない

です。

「教科書に載っていることが全部楽しくて仕方が無いっ」っていう子供を見た事がないし、私もそんなこと神に誓って思ったことなどありません(笑)なのでこの二つは了承していただきます。そうすることで私たちボランティア員が本のプレゼン係になることも、あります。実際、図書室になくて子供たちの人気が高かった本、先生方が私たちの読み聞かせを聞いて欲しいと思われた本を、予算でご購入くださっています。司書の先生も読むと聞くで、物語の景色が変わるため、色々参考にしてくださっています。私たちも事前に「人気の本」の情報を頂くこともあります。

学校関係者の皆様とは、よき関係、よき距離感を保ちましょう!そのために4月になったらすぐに、簡単で良いので(お電話だけでもいいでしょう)校長先生、教頭先生、司書先生に「ボランティア活動をしておりますkymです本年度もお世話になります」くらいのご挨拶は、入れておいたほうがいいと思います。

3.まず、自分が絵本の読み方を予習しておく

これです!一番大変な作業はこれです。

気になった本でいいんです。小説を読むように絵本を

読まないでください!絶対!

絵本には、読み方がありますよね。朗読と読み聞かせは別物です。基本に忠実に読む練習をなさってくださいね。私も頑張ります。


色々書きましたが、この中にきっと気になるワードをたくさん出したと思います。同じことをstand.fmでもお話しますので、そちらにもご質問やご意見をお寄せください。

さぁ、頑張りましょう(^^)v

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?