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Yahoo!ディスプレイ広告(予約型)とは

昨今、多様化するWEB広告。
媒体も増え、広告の配信手法もどんどん増えてきています。

そんな中で最低限押さえておきたい媒体がGoogleYahoo!です。

なぜならこの2つの媒体にはリスティング広告があり、この広告が一番費用対効果が良い広告の配信手法だからです。(やり方次第ですが)

Google・Yahoo!ともにリスティング広告やディスプレイ広告はよく聞くものの、たまにYahoo!から出てくる「予約型広告」というワード。




「?」




一瞬止まります。


運用型はなんとなくわかりますが、あまり聞きなじみがない「予約型」というワード。

そこで本noteでは公式ヘルプページや資料を見ても予約型がよくわからないという担当者向けに、どこよりもわかりやすく、嚙み砕いて説明しようと思います。




よろしくお願いします。




▮予約型ってなに?



実際に掲載されていたものをスクショしてみました↓


これが予約型です。



皆さん一度はYahoo!のトップページにアクセスしたことがあると思いますが、このトップページで一番目立つ広告が予約型の代表的な商品です。

なお、予約型の商品ラインナップこれだけではありませんが、まずは「予約型とは?」と聞かれた時にイメージできるように大枠から理解していきましょう。



▮予約型の特徴は?


ここでもう一度イメージを見てみましょう。


このような広告がYahoo!のトップページに大きく掲載されます。
とてもインパクトがありますね。


このように、運用型では配信できないインパクトのある表現で広告が掲載されます。しかもYahoo!のサイトの中でも最も多くの人が訪れるトップページに掲載されるので圧倒的に認知を広げることが可能です。

渋谷駅の看板広告

例えば渋谷駅の駅前ように多くの人が集まる場所にインパクトのある広告を掲載すれば、より多くの人に自社のサービスを知ってもらうことができます。

Yahoo!にとって、それはトップページであり、予約型でもあるわけです。




▮運用型との違いは?

名前の通り、運用型は「運用」するもの。予約型は「予約」するものと覚えましょう。大丈夫です。まだ全然意味わからないと思うのでゆっくり解説します。

まずは運用型から復習していきましょう。




▮運用型とは?

運用型は「成果」のために広告を運用しています。
では、ここでいう成果とはなんでしょうか?




▮運用型の成果とは?

運用型・予約型問わず「成果=キャンペーン目的」と覚えてください。

広告管理画面で入稿作業をしたことがある人はわかると思いますが、広告を運用するために最初に設定するのがこのキャンペーン目的です。

代表的なのが「コンバージョン」。みなさんコンバージョンを目的に広告を運用していると思います。ここで設定している成果を出すために広告を運用しているから「運用型」と呼ばれるわけです。


では、予約型はなんなのでしょうか?




▮予約型とは?

成果を予約とはいったいどういうことでしょう。




▮予約型の成果とは?

予約型が設定できるキャンペーン目的は「ブランド認知」しかありません。

そのため、キャンペーン目的=ブランド認知の成果のために広告を予約するから「予約型」と呼ばれています。

まだ少し理解しきれないですよね。
認知を予約、とはいったいどういうことでしょうか。




▮認知を予約するとは?


さきほどの渋谷駅の例で見てみましょう。

渋谷エリアで認知を広げたいので渋谷駅の看板広告に出稿するとしましょう。
しかし「渋谷駅の看板広告」と言っても複数あります。駅の中や、画像のように駅の外の看板もあります。
そのため実際に出稿を依頼する時には「希望の場所」や「希望の掲載期間」を決めます。

Yahoo!のサイトに置き換えた時に「希望の場所」=「希望の広告枠」なわけです。


また、オンライン広告はオフライン広告と比べて柔軟性が売りです。


そのため、「実際に100万人には見てもらいたい」という要望に応えるべく、人数での指定はできないものの表示回数(インプレッション数)を担保することは可能なので、表示回数を予約することが可能です。

また、「12月31日の19時から特番があるから少し前の18時くらいから最後の盛り上げをしたい」をいう要望も多いため、「時間帯」で予約することも可能なのです。

ここまででなんとなく予約型の大枠が理解できたと思います。
それでは最後に予約型のメリットをお伝えしてnoteを終えたいと思います。



▮予約型のメリットとは?


1.予約型専用の商品がある

このようなインパクトのある広告はそうあるものではありません。ましてやYahoo!のように毎月何億PVも出るサイトであれば認知できる数も相当なものです。

予約型のメリットとして最初に挙げるべきなのは、このようなインパクトのある商品は予約型でしか購入できない点です。

他にも魅力的な商品が多いので、それはまた次回のnoteで取り上げようと考えています。


2.インプレッションを確保できる

インプレッション数、広告枠、時間帯などで広告を予約するため、インプレッションはしっかりと確保できます。

運用型に慣れている人はこのメリットにピンときません。
なぜならデモグラ配信をするだけで数100万インプレッション出るからです。

ただ、インプレッションは競合他社の入札状況によって左右されます。そのため「思ったよりインプレッション出ないな…」というノイズが常につきまとっているのが運用型です。

一方で予約型はインプレッションを確保しているため、定期的に管理画面を確認する必要がなく運用工数の削減に繋がっています。


※注意※
正確にお伝えすると予約型では「インプレッション」ではなく「ビューインプレッション」を採用しています。頭が混乱していない人はコチラの公式ヘルプを見てみてください。



3.優先的に配信される

この事実を知らない人が多いのですが、実はYahoo!広告のディスプレイ広告には配信優先度があります。

予約型・運用型ともに配信面が重複していることもあるのですが、実は予約型の方が配信優先度が高いのです

私は営業担当として広告主とよくこんな会話をしていました。

広告主「広告の配信お願いした時間になったけど、ちゃんと広告出てます?」

私「はい。管理画面上でしっかりとインプレッションが確認できています(スクショ送)」

広告主「ふーん…。いやね、社内からも「広告見てない」って言われちゃって。もし確認出来たらスクショ送ってください」

私「わかりました(うぉおおおおおおおお!F5F5F5F5F5F5F5F5F5F5!)」
 (更新ボタンを押して広告を見まくる時間)

こういうこともよくあるので「ちゃんと広告が出ている感」というのは意外と大事なんです。




今回のnoteは以上です。
結構長かったですね。次回は代表的な商品をいくつかピックアップして紹介してみたいと考えています。

ありがとうございました!


うさぎ

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