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映画 花束みたいな恋をした

毎年楽しみにしている日本アカデミー賞。

今回は「ドライブマイカー」がものすごい勢いでいくつもの部門を受賞していく。そこに続くのが、「守られなかったものたちへ」「孤高の血」「すばらしい世界」等々。。。

ここで映画に対する製作者や演者の言葉を聞くのがとても好きで、受賞した作品は観たくなって翌日みることになるのだけれど、

ドライブマイカーを観てしまったら、絶対に、もう絶対に、3週間はひきずる自信があり、3週間もひきずっているとやばい。今の私には、やばい。

と、いうことで、ポップで可愛い映画、と思って観たのが、有村架純さんが最優秀主演女優賞を受賞した、「花束みたいな恋をした」。

w主演の菅田将暉さんも主演男優賞、また、話題賞も受賞していました。

可愛い恋愛映画なんだろうな、と思って、さあ、観てみました。

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なんだろうか・・・この、観たあとの、

「ああ、良かった」という気持ちと

切なさでえぐられる感じと

忘れられない二人の笑顔と

「ちゃんとわかってない」気がしてもう一度観たくなる気持ちと

とにかくいろいろな気持ちが溢れまくって

結局未だに良い意味でも悪い意味でも、引きずっている。という。。。

今日はとにかく、思いつくままに映画の感想を書いて、また明日、勝手に解釈をつけた記事を書いたら、消化できるかな。

と、いうわけで、とにかく箇条書きに、感想を書きなぐる。

・麦くんと絹ちゃんが可愛いすぎて愛しいカップル過ぎて、現在の彼、彼女に毒を吐きそうになる私がいる。

・ストリートビューに自分が載っていることで燃え尽きるほど喜べる麦君の学生感が丸出しな感じ

・「ここで会うためのチケットだったのかもしれませんね」、というなんかドラマみたいなセリフを言っちゃったあと、絹ちゃんを見る、麦君のワンカットが良すぎて何度も見たくなる。

・「電車に乗っていたら」ではなく、「電車に揺られていたら」という言い回しにキュンときている絹ちゃん。

・ガスタンクだけがひたすら映る映画とか、多分、同じようなこと学生時代にやってる人いると思う(笑)

・絹ちゃんの一歩ひいて物事を見ている感じが、クレバー女子。

・「自分の世界を肯定してくれる人に出会えた!!」というものすごい歓喜。←これ、ものすごいわかる。でも、後々振り返ると、「自分の好きなもの、好きな世界、最高!」と思っている自分の世界の狭さを知る。

・私たちはいくつもの顔を持っている。「環境」というある条件がついた時、どの顔が色濃く出てくるか、はその人の先天的に持っている性質や後天的に持った観念によって変わってくる。

麦君は営業に就職した。嫌だと思うことも生活のためと頑張った。そこには麦君の持っていた、責任感や優しさ、周囲に素直である、という「顔」が表れているように感じた。でも、きっと絹ちゃんが同じ環境に身を置いたら、自分にどこまでも素直な絹ちゃんは、「もうやだ!」って言って辞めていたと思う。環境がその人を変える、というよりも、置かれた環境がその人の持っている要素を引き出すんだろうな、となんだか思った。

・別れると決めるまで、言えなかった「ミイラにひいていた」「ガスタンクは全然面白くなかった」。(4年も付き合っていたのに…)。

「『じゃあ』結婚しようよ」と言ってしまう麦君。

ファミレスに来た、今から恋が始まりそうな初々しい二人。4年前の二人と重なってしまうけれど、4年前の二人よりも素直だなあと思った。「どうしているかなっていつも考えていました」と、素直に相手に伝える学生二人。麦と絹は心の中では思っていたものの、それを相手に伝えることはなかったな、と、二組のカップルのファミレスのシーンを比較してしまって、気が付くこと。

彼らには必要なコミュニケーションが不足していたのかもしれない、とおせっかいにも感じてしまう。

・その、絶対ひとりでしか聞けないイヤフォンプレゼントするのやめて!!

・別れなくていいと思う、という麦君。でも、「恋愛感情がない」ことをきっぱり認めている。この場面がすごく切ない。。。。長い年月一緒にいた、情だけが残っている感じが切ない。

・そこにやってくる初々しいカップル。その会話を聞いてかつての自分たちと重ねる。そして、今の自分たちと比較する。「ああ、もうこの恋は、終わりなんだ」とはっきりと分かってしまうシーン。麦くんの目をつぶって涙を流しながら、カップルの会話を聞くシーンにもらい泣きしてしまう。

その後絹ちゃんが手で顔を覆って泣くシーンでは一緒に号泣してしまう。

笑顔で抱き合う二人と、「こうして僕たちは別れた」という語り。笑顔で抱き合うシーンには、「ありがとう、楽しかったね」がたくさん詰まっていると感じた。

・絹ちゃんの、好きな男のためにおしゃれしよう、的な要素が全くない感じが大好き(有村架純だから何しても可愛いんだが)。初デートミイラ展に誘うって、麦君に心開いていたからだろうけど、自分軸が凄すぎて尊敬する。

・インスパイアソングとなっている勿忘草が劇中一回もかからない。大事なシーンは優しいギターのBGM。それが良かったよ・・・エンドロールもPOPミュージックに頼らないのが、この映画の淡々と穏やかに年月をたどる感じに合っていた。


・・・書いてて混沌としてるなあと思う(笑)

消化していないのね。明日違う形でまた書いてみよう。とにかく麦君と絹ちゃんが愛しい映画でした。菅田将暉さんと有村架純さんの演技がもう、、最高すぎ。

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