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私と、歌うということ~MARIさんのヴォイスヒーリング~

画像はみんなのギャラリーからお借りしています✨
今回は長すぎるので目次をつくりました。


私と、歌。というか、音。

書くこと
描くこと
歌うこと
幼い頃から、誰に言われるでもなく継続してきたのは、この3つである。
3つめの「歌うこと」は、歌うことだけにとどまらず、「音を使うこと」と言ってもいいかもしれない。

とにかく歌を聞き、歌を歌っていた時期があり、
そして朗読にはまる時期があった。

中学では吹奏楽部に入って楽器を鳴らしていたし、
大学では和太鼓を叩いて歌って踊っていた。

学生時代に数えきれないくらいカラオケに行ったし
今でも日常的に歌を歌うほうだと思う。娘が生まれてからは特に。

映画や動画の「生活音」「靴音」「BGM」が好き

教員になってから、喉を傷めたのと、「子供たちに届く声に」と思ってボイストレーニングに通って、毎回好きな歌を歌えるのが楽しかった。

ボイストレーニングの先生が主催するコンサートに歌い手として出た時、見ず知らずのお客さんから、「とても良かったです。頑張ってください」と言ってもらえたのを今でも嬉しくて覚えている。

「東方神起」にとんでもなくはまった時、彼らのハーモニーに感動して、一人一人のパートを聞きこんで覚える的なことをしていたらハモモっていないところでもハーモニーが聞こえるようになり(危)、それから音の重なりかたが感覚でわかるようになった。(つまり、感覚ではもれるようになった。今は当時ほどわかんないけれど)

そんな感じで、「音」とは縁のある人のようである。

最近また、歌いたくなった、というのと、自分をよく知っていきたいという気持ちが強まって、強まった瞬間、もう経緯は忘れてしまったけれど、MARIさんの「ヴォイスヒーリング」に出会ったのだった。

ヴォイスヒーリングとは

「ヴォイスヒーリング??」突然出てきたサイトに首をかしげる。しかしとても興味がある。名前だけで既に興味がある。調べてみると、「ヴォイスヒーリング」と命名してあっても、提供している人によってその方法、目的などなどは様々であるということがわかった。
MARIさんのヴォイスヒーリングでは、
「『自然体のままの自分の声、本来の自分の声』を知っていくもの」で、
『自然体のままの声』=『自然体の自分』なので本来の自分を知っていくということにつながり、声だけではなく、人生そのものがより自分の魂とつながったものになる
・・・のだと思った(私の見解です)

「ボイストレーニングは違うんだよなあ・・・」と「もっと自分を知りたい」が強まっていた私には、ピンとくる内容で、そしてyoutubeで発信しているピアノの音色が優しくて素敵で、「この方のを受けたい!」となり、遠方からはるばる出張して頂き、体験してみることにした。

前置きが長くなってしまったけれど、実際体験してみたことに筆を進めます。

初めてのヴォイスヒーリングで行ったこと4つ

今回の体験セッションでおこなったことは以下の4つ。

  1. カウンセリングや説明

  2. 真呼吸のトレーニング

  3. セッション体験(これがすごかった)

  4. 気づきのシェア、アドバイス

1.カウンセリングや説明


 今の状況や今回のヒーリングで期待することなどを聞き取ってくれた。また初めてなので、ヴォイスヒーリングがどういうものかという説明があった。
ここで印象に残っているのが、「歌うということを、昔(言葉のない、テレパシーを使っていたような古代)から日常生活の中でしてきていた」「歌で癒すというのが実はとても自然なこと」「私たち一人一人は、声(体)という素晴らしい楽器をもっている」というMARIさんの言葉。

2.真呼吸のトレーニング


歌を自由に歌うためには、楽器である身体が自由に動かせることが大切で、それにはやはり、トレーニングが必要。歌のかなめは「呼吸(ここでは真呼吸と言うらしい)」。呼吸を深くしていくことで、声が自然と出しやすくなる、とのこと。
「呼吸法」はヨガや気功などで慣れてはいたけれど、今まで行ってきたそれらと、今回習った「真呼吸」は若干の違いがあった。
やりなれていない呼吸法なので、はじめは酸素を入れたい部位がこわばっていて入っていかなかったり、入っていくイメージや感覚がつかめなかったりと、わりと身体と頭を使ったストイックな時間(に私がしたんだけど)となったが、MARIさんの優しい誘導とシンギングボールの音で、一生懸命になり過ぎてしまう自分と穏やかモードの自分が交互に顔を出しながらなんとなく感覚がつかめたところで終了。(初回はこんなもんでOKだそう)

3.セッション体験(これがすごかった)


ここからがすごかった。
思い出す限り細かくしかし場のイメージができるような書き方を心がけようと思う。そして特に記憶しておきたいことを太字にしておこう。

MARIさんがピアノの前に座る。
MARIさんの後ろに少し間隔を開けて私が座る。

ピアノが鳴り出す。
とても柔らかく、優しい音が流れ出す。
穏やかな波が何度も打ち寄せるような、そんな伴奏が奏でられる。
ピアノの音とアロマの香りにつつまれる。

MARIさんの声が変わった。さっきまでの声とは明らかに違う。
優しさに、「強さ」が加わり、今から誘導をする、という意識が伝わってくる。
目を瞑る。
たくさんの癒しが受け取れるようお祈りをして
心地よいピアノの音色が流れる中、誘導瞑想が始まった。

先ほど習った「真呼吸」を促されると
とろんとしていた思考が動き出す。

呼吸法にまだ身体も頭も慣れていない。

自分の思考が大きくなる。
MARIさんの誘導の声が遠のいていくのがわかる。

「真呼吸」の時間がしばらく続く。

その間私は呼吸への意識は集中していたが、誘導瞑想への意識が散漫になっていた。

空間に変化が起きたのはこの後だった。
ここからは声を出していきましょう、という誘導があった。
その誘導は、とても自然に、本当にとても自然に、「呼吸法」から「発声」へと変わっていくものだった。
自然な流れ過ぎて、声を出すことに躊躇する隙さえない。

MARIさんのガイドを受けながら、言葉ではない声を、吐く息とともに出していく。
出さなければいけない音はなく、ただ声にしたい音を出していく。

ピアノの伴奏は、MARIさんの声は、私が自然に出した音程にすぐさま合わせてくれる。だから音階をはずすことがない。

それがたまらなく、「受け止められている」感覚で、安心の中で声を出すことにつながる。

歌のレッスンでは、間違った歌い方をすれば、伴奏が止められることが多いが(それが必要だからそうするのだが)、ここに間違いなどない。止まることのない伴奏。

その安心の中で自由に出した自分の声に、私自身が大きく包まれていくのがわかった。
私の声は、「優しかった」。
そして思っていたより「力強かった」。
その声にじんわりと心があたたかく、嬉しくなるのがわかった。

私は私の声に癒されていた。

歌をうたっていたこの時の「私」は、日ごろ「自分に優しい行動」を心がけている時の「私」よりもずっと、私への優しさを向けていると感じられた。私は、「私」に優しさを向けた、という感覚があった。

下の内容は、このnoteを書いていて気が付いたり思い出したりしたことだけど、、

「あなたは慈愛の人」だと言われたことがある。そしてその時、「慈愛っていうのは、誰にでも平等に愛を注げるということ。『誰にでも』にはもちろん自分も入るんだよ」と強く言われたことを思い出した。

「自分を大切に」「自分に優しく」はよく聞く言葉だけれど、それがどんな感覚か、わかっていなかったり、定着していなかったり、そうすべきと思ってする人が多いんじゃないかな。私もわかったふりをしていたと気が付いた。これは「すべきこと」というより、「私が望んでいること」なんだ。

「私は私に、いつだって優しくしてあげたいと望んでいるんだ」
と、本当の意味でお腹のそこからわかった気がした。

途中で、調和したい感覚が出てきて
MARIさんの声に重ねてみたくなる
はずしたらどうしようという少しの不安をもちながら
ひとつ上の音でハーモニーを奏でてみる。
とても心地よい、気持ちが良い。

それは、教会の壇上、蝋燭の灯の中で、静かに祈りの歌を歌っているようだった。
それは、まだ言葉のない時代に人々が自由に、優雅に歌っている「うた」だった。

この見えた世界の感覚がとても居心地よく、あたたかかった。

セッション時間としては、30分~45分くらいだったと思うが、なんだがもっともっと長くそこにいたような感覚になった。
不思議と「もっとやりたい、終わりにしたくない」という感覚ではなく、
深い深いところがやっと見つけてくれたと喜んでいる、そんな感覚で、満足していた。

4.気づきのシェア、アドバイス


私の「優しさ」「調和」というエネルギーを受け取ってくださっていたことを知った(MARIさんはその人に合ったピアノを即興で弾いてくれるらしい。すごっ)のと、
人と調和していくことが得意だと思うけれど、今後はもっと『自分』はどうしたいか、どんな風に表現したいかをみていくといい」というアドバイスも頂き、自分の特徴とさらに自分らしくあるためのヒントを頂いた。
あと、いろんなものに守られている感じがした、とも言ってくださった。それは本当にそうだなあと思う。私の気づきはこの時点ではあんまり言葉にできなくて、ただ頭に浮かんでいた世界の話を聞いてもらった。(noteにセッション中のことを整理したら大事なところが出てきたね)

私にとっての歌

レッスンを受けたその日の夜は、テレビで「天使にラブソングを」がやっていた。シスターたちの「歌うこと」による解放が、今日の自分と重なってか、観ていて涙が出た。

歌うこととは、私にとってパワーであり、生命力であり、本来の自分とつながっていくものだと思った。

もちろん一度でものすごい変容が起きる魔法のようなものではなく、継続していく必要はあるんだけれど、それでも歌の力のすごさを知った。私は、今の自分から何が何でも変わりたい!という情熱から受けてみたいと思ったわけでもなかった。なので、肩の力が変に入っていなかったのが逆により良かったのかもしれない。自分を深く知りながら歌っていけるなんて、本当に素晴らしい世界で歌をうたえる希望、しかない(それでいいのかはわからないけど(笑))。
好きなもの(←歌のこと)なはずなのに、その偉大さに全く気が付いていなかった!と思う(笑)
真呼吸と、頂いたアドバイスなども頭に置きながら、日常を過ごし、必要なことに気づいていこう。

ヴォイスヒーリングを受けてみたいという方は、是非MARIさんのブログ、ホームページをのぞいてみてください^^

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奏でる音楽が素敵です↓


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