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直感的な男はサラリーマンとして生きていけるか?

今月から、英語で、セルフブランディングのレッスンを受けてます。来年起業するにあたって、想定顧客である海外の企業に向けて情報を発信し、対話をするために、自分自身が今までやってきたことを英語で整理し直してます。その体験は、驚きの連続なので、レッスンが終わったら改めて詳細を記そうと思ってますが、今回、書きたいのは、そのレッスンで改めて気付かされた自分の性格、「直感」についてです。

レッスンの一環で、周りの人に、僕の性格をどのように思うか3つの特徴を尋ねてください、という教師の宿題に従って一緒に仕事をしてきた数人の海外の起業家に聞いて回りました。その中で、皆共通していたのが「僕は直感的な人間だ」という指摘です。

その回答に結構、驚きました。そして驚いたことに驚きました。
ある事に気づきました。自分は、もちろん、直感的な人間だということは薄々認識していたのですが、その性格は、自分がやっているビジネスに馴染まないと思い、この二十年、それをどうにか抑え込もうと無意識に努力してきたんだな、ということに気づきました。だから、起業家達の回答にびっくりしてしまったのです。
僕は広告会社で働いていてデジタルマーケティングの世界に過去二十年ほどいますが、この世界は、PDCAサイクルという言葉が徹底的に浸透し、結果を分析して、プランを修正し、合理的な方法で成功の確度を上げるプランを考えて、実行していく、という行動規範が憲法のようになってしまいました。そんな中で、直感的な男が働けば、当然のことながら、息苦しくなり、自分の、ロジックで説明できないような言動は、押さえ込むしかなくなったのでしょう。周りにそういう行動が得意な人ばかりが増えていく中で、強い力で直感的な自分を押し殺そうとしてきたんだと思います。そしていつの日か自分は直感的な人間である、と意識することがなくなったのだと思います。

でも、海外の起業家達は、僕が直感的であることに気づいていたのです。そして、幸運にも、それを高く評価してくれたのです。自分では隠せているつもりでも、彼らにはよく見えていて、でも、彼らは、直感的な性向をポジティブに捉えてくれていたのです。

来年春に60歳になり、会社を去り、起業します。今までの会社生活を振り返っている毎日です。率直に言えば、直感的な人間だったゆえに生きづらかった時期も、時にはあったように思いますが、それにも増して、その性向ゆえに幸運を掴んだ事もたくさんあります。そして、卒業間際に海外の起業家達が、僕の直感的な性向を認めて、がっぷり四つに組んで僕とチームを組んでくれた事に気づき、絶好のタイミングで大きなプレゼントをもらった気分です。

来年、一人会社を始まったら、もちろん、その直感力を使って自分の第二章の仕事人生を切り開いていこうと思います。

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