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3/21 最終日、無事に家まで帰られるか 【ケララ旅行⑦】

ケララ旅行最終日。
夕方発のチェンナイ行き直行バスを予約しておいたので、それまで時間を潰す。

ホテルに荷物を預けて、周辺を散策。

昼過ぎに荷物をピックアップし、市街地に向かう。

旅のフィナーレを飾るべく、観光協会で紹介してくれたアーユルヴェーダマッサージを受ける。

一番上のものをチョイス

人生初のアーユルヴェーダ フルボディー マッサージ。
気持ちよかったけれど、くすぐったいところもあった。

最後のスチームバスで体がポカポカになり、1時間くらいはメガネがずっと曇っていた。

ケララ州は共産主義政党が州政府の与党を担っているという、インド国内で珍しい州。

ピックアップポイントの近くで、インド式パフェを食べてバスを待つ。

さて、ぼくが待っているのはチェンナイ行きの直行バス。
12時間くらいかかるので、寝台バスを予約していた。

しかし、ピックアップポイントにやってきたのは普通のミニバス。

「さすがにこれじゃないよな…」と思って遠巻きに見ていたら、スタッフがやって来て「君は何のバスを待っているんだ?」と聞いてくる。
「スリーパーバスを待っているんだけど」とチケットを見せると、「OK、これに乗りなさい」と言う。
ぼく「え、これでチェンナイまで行くの?」
スタッフ「イや、これはTheni行きだ。そこまで行って、チェンナイ行きの大きなバスに乗り換えるんだ」
いささか怪しいが、寝台バスが来る気配は微塵もないので、しょうがなくミニバスに乗り込む。

ミニバスの目的地だというTheniは、ムナールから車で2時間ほど下ったところにある麓の街だ。
Theniはタミル・ナドゥ州の街なので、おそらくそこまで行けばチェンナイ行きの長距離バスはあるだろうが、それがぼくの予約した寝台バスかどうかは不明だ。
しかし今のぼくには、スタッフの言葉に従ってとりあえずTheniに行くしか選択肢がないのだった。

ミニバスが走り出すと、前方のテレビで映画上映が始まった。
まるで小学校の社会科見学である。
上映された映画は、Dhanush主演の『Vaathi』。
先月公開されたばかりの話題作で、見に行こうと思いつつ結局見に行けなかったものだったので、ここで見られて良かった。

ミニバスはひたすら原始林のような森の中を走っていく。

20時頃、不安を抱えながらもTheniの街に到着。

気温は蒸し暑くなり、すっかり下界に降りて来たのを実感する。

「バスターミナルで降ろされて、解散!ってなったらどうしよう。ローカルバスを乗り継いで、チェンナイまで帰るか…」と半ば諦め気味でいたら、まさかの展開。

ちゃんと寝台バスが待機していたのだ。感動。
諸々の心配も杞憂に終わって良かった。

バスの中はカプセルホテルみたいな感じ。
テレビ付きで、こちらはVijayの『Varisu』が上映されていた。

22:30なのにバス内は爆音だったが、いつの間にか眠ってしまった。
インドに1年も住んでいると、騒音への耐性がついてしまうのだ。




3/22
午前6時半、家の近くのバスターミナルに到着。

乗り合いワゴンでアパートまで帰る。


というわけで、最後の最後にハラハラドキドキがあったが、無事に1週間のケララ旅行が終了。

旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。
気が向いたら、旅行の振り返りを書くかもしれない。

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